内容説明
悪魔の鏡の破片が目と心臓に入ったために、やさしさをうしない、物事がゆがんで見えるようになった少年カイ。ある日、カイは雪の女王によって連れさられてしまう。なかよしの少女ゲルダは、カイを救おうと…。アンデルセンの名作を、幻想的にイマジネーション豊かにえがく。
著者等紹介
セドワ,ヤナ[セドワ,ヤナ] [Sedova,Yana]
モスクワ生まれ。美術系専門学校で学び、『雪の女王』でデビュー
ベル,アンシア[ベル,アンシア] [Bell,Anthea]
イギリス、サフォーク州生まれ。翻訳者。フランス、ドイツ、デンマークの文学作品、特に児童文学を英訳している。大英帝国勲章受勲。ケンブリッジ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クリママ
42
悪魔の作った鏡が無数のかけらに砕け散った。あ、そこから始まるんだった。見開きのページもあるが、文章が多く挿絵の感じでもあるが、物語にあった繊細な絵はとても素敵だ。2018/04/06
のえる
41
図書館絵本。雪の女王に連れ去られた少年カイを少女ゲルダが救う、二人の成長物語。英語版。再話。 トナカイ、ゲルダのカイに対する愛情、二人の成長、純粋無垢な心を持ち続ける主人公は映画「アナと雪の女王」にリンクしそうな印象。雪の女王、鏡の一幕は冷酷。こちらはディズニー版の方が私の好み。 自然や動物の描写、雪景色が幻想的かつ素敵なイラストで作品の世界観に引き込まれる一方、あまりの壮大さに少しばかり寒く感じそう。本書を読まれる時は暖かい部屋がよろしいかなと思う。 結構文字がびっしり。2021/04/19
美葉
13
「ゲルダの鏡」という曲を聴き、その曲の原作だと知り図書館で借りました。悪魔の鏡の破片が目と心臓に入ってしまったカイ。カイは、美しいものは醜く、醜いものは美しくみえるようになってしまう。。文章が長く、訳されている文の意味も分かりにくい部分が多かった。挿絵は、すごく素敵。2018/07/16
いちごプリン
6
今回は、話は同じですが、少し違っていました。盗賊の娘の登場シーンと別れのシーン。またカイと雪の女王の出会いのシーンや宮殿でのシーン。私はこちらの訳より、前回読んだ訳のほうが好きかもです。でも今回の訳も面白かったです。2020/01/09
星野区
3
「再話」されているためか、はしょられている部分や前後の文章が入れ替わっている部分がありましたが、ストーリーの大筋を知るだけだったら問題ないと思います。挿絵が美しい絵本です。2018/11/27
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