内容説明
そのむかし、丘の上のお城に父の王さまと、ねこと暮らす王女がいました。雨もりのするお城、パンもない朝食、虫くい穴だらけのドレス、お金は1ペニーだってありません…。そんなある日、王女のもとに一人の若い庭師があらわれました。実は、その正体は…。おとぎばなしのテイストに現代的なスパイスをきかせたプリンセス・ストーリー。
著者等紹介
ジョーンズ,アーシュラ[ジョーンズ,アーシュラ] [Jones,Ursula]
女優であり作家。作品に2008年にロアルド・ダール賞にかがやいた“The Witch’s Children Go To School”がある。現在、ロンドンとフランスを拠点に創作活動を続けている
ギブ,サラ[ギブ,サラ] [Gibb,Sarah]
ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーティンズ・カレッジを卒業後、ブライトン大学で修士課程を修了。ロンドンに住んでいる
石井睦美[イシイムツミ]
『五月のはじめ、日曜日の朝』(岩崎書店)で毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞、『皿と紙ひこうき』(講談社)で日本児童文学者協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
65
おもしろかった♪ 少し大人っぽいスタイリッシュな色使いと箔押しのキラキラが図書館で異彩を放っていた美しい絵本は、現代の生き生きと自立した女の子のお話でした♡ ■お城はボロボロ、朝食にはパンも無く、王女のドレスは穴だらけ。でも、ドレスやカーテン、テーブルクロスはかわいいパッチで彩られ、夢に生きる父王と朗らかな王女は国のみんなと仲良しで。何だかとても楽しげなのです♪ ■恋の行方も現代的で民主的☆ ドレスアップしないプリンセスと恋に落ちるあの人は誰? これからの子供達はこんな伸びやかなお話で育つのですね。素敵♡2016/07/31
パフちゃん@かのん変更
60
きれいな絵本です。朝食べるパンも無くて1ペニーもないけれど、暗くない。お料理の才能のない王女様と庭師の才能のない隣の国の王子様。お互いに王女、王子と知らずに出会い、幸せになるお話。シンデレラストーリーだね。2016/08/24
green tea
47
話は現代的で可愛らしくてユーモアもある絵がとにかく綺麗できらきらしてて可愛くておとぎ話感がある素敵な絵本だったです特に絵が気に入りましたお姫様と王子様のおしゃれな恋愛ものです2015/01/20
スノーマン
30
挿絵が素敵。キラキラ感と黒とのコントラストに目を奪われる〜。王子は、王女の気ままさや自由さに心を奪われたのか?二人が惹かれあう理由があまり伝わってはこないけど、ま、そこはお伽話。王様のダイナミックな夢と行動力はこれからも二人の生活を脅かしそう(笑)2015/09/04
どあら
22
図書館で借りて読了。絵がとても素敵なので女の子ウケは間違いないです!最後のオチも良かったです!(^^)d2016/06/16