内容説明
地上にすむくまたちと、地下にすむねずみたちは、敵対していました。そんななか、アーネストとセレスティーヌは出会い…。人気シリーズ「くまのアーネストおじさん」の、はじまりの物語です。
著者等紹介
バンサン,ガブリエル[バンサン,ガブリエル] [Vincent,Gabrielle]
ベルギーのブリュッセルに生まれる。ブリュッセルの美術学校で絵画を学ぶ。「くまのアーネストおじさん」シリーズは各国で高い評価を受け、世界10数か国で出版されている。2000年9月ブリュッセルにて永眠
もりひさし[モリヒサシ]
森比佐志。絵本作家、絵本研究家、日本児童文学者協会名誉会員。白秋系歌人として歌集『月の谷』で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
163
作者が姪っ子ちゃんと暮らした中での出来事をモチーフにした絵本シリーズ。住む世界の違うクマのおじさんとネズミの女の子が、助け合い冒険する姿を優しいタッチで描きます。ホッコリします。2024/05/18
masa@レビューお休み中
100
ガーン!図書館でネット予約したので見るまで気づきませんでした。これは原作の絵本ではないんですね。映画の『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』を絵本にしたものだったんです。いつものくまのアーネストとねずみのセレスティーヌの恋に近いような、やきもきするようなやりとりがなくて残念でした。逆に子どもたちはこういうテイストの方が好きなのかな。地下はねずみの村で地上がくまの町という設定は面白いなと思いました。ドタバタ劇も、もう少し和やかだったら良かったんだけどなぁ。ちょっと激しかったです。映画も観てみようかな。2016/04/04
yomineko@ヴィタリにゃん
60
綺麗な絵が印象的!くまのアーネストとセレスティーヌとの出会い✨✨✨はとても素敵ですね😊それから2人はずっと仲良し💑💑幸せ気分になれるお話でした(#^.^#)2023/08/16
tokotoko
42
★ベルギー★表紙のアーネストおじさんを一目見て、今年の夏に公開された「バケモノの子」のクマテツさんみたい!って思いました。そしたら、全然違う・・・。ちょっと・・・頼りないオジサングマでした。そして、赤いマントのネズミ、セレスティーヌ!ネズミにぴったりの仕事(何だと思いますか?)ではなく、何と!画家になりたいって!でも周りの厳しいオトナネズミ達は、それを認めず、次々に難題を言いつけ・・・。この2人がジワジワーっと近づく様子が楽しかった1冊。強く押すタイプではないけれど、ほんわか。きっとまた会いたくなります。2015/09/26
KEI
38
この本からシリーズが始まる様で、クマのアーネストとネズミのセレスティーヌの関係がやっと分かりました。歯を盗んでしまったセレスティーヌ、お菓子を食べてしまったアーネスト。とんだ2人ですが、逮捕されきちんと裁判を受けて、人助けをして許されて2人の暮らしが始まりました。ガブリエル・バンサンの絵が素敵です。セレスティーヌと対等の関係も良い。2018/03/05