内容説明
いつも忙しいデイジーのママとパパ。かわりに話を聞いてくれたのは、大きなむらさき色のサイだったのです…。
著者等紹介
ケンプ,アンナ[ケンプ,アンナ][Kemp,Anna]
現在はオックスフォード大学で現代フランス文学の研究に従事
オギルヴィー,サラ[オギルヴィー,サラ][Ogilvie,Sara]
エディンバラ生まれ。エディンバラ美術大学で、イラストレーションと版画を学ぶ。卒業後も制作を続けて発表、英国内外で賞を受ける。ニューカースル在住
角野栄子[カドノエイコ]
東京生まれ。1960年ブラジルに渡り2年間滞在、帰国後児童文学の世界に入る。『ズボン船長さんの話』(福音館書店)で路傍の石文学賞、『おおどろぼうブラブラ氏』(講談社)で産経児童出版文化賞大賞、『魔女の宅急便』(福音館書店)で野間児童文芸賞・小学館文学賞など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
58
デイジーのパパとママはいつも「いそがしい、いそがしい」と言って、デイジーの話を聞いてくれません。あるとき、デイジーの家に大きな紫色のサイが入ってきて、パンケーキを食べてしまうのですが・・・。子ども達の共感を得そうな設定です。展開や結末も面白い。「あとでね」と言われたことがない子なんているかな。みんなデイジーの気持ちになって味わえるお話だと思います。2015/07/12
かおりんご
49
読み聞かせ(169)大人は子供の話を聞いてくれない。そんなことが、テーマ。面白く聞いていた。数年前に課題図書になっていたようだけれど、わかります。2014/10/24
野のこ
46
パンケーキが大好きなむらさきのサイくん、デイジーと過ごすいろんな表情がすごく可愛かったです。心優しいサイくん、かぞくのもとに無事に帰れますように*・゜゚・*:.ちょっとおませなしゃべり方のデイジーも可愛らしかった。次のお話も気になるけど、ピンク色のシロクマくんやと ピンククマくんになるような…。2018/03/25
ヒラP@ehon.gohon
38
意味深長な絵本だと思います。 家の中にサイなんていないと言ってしまったらおしまいなのです。 子どもには見えているサイを、一緒に共感できる大人でなければ、子どもと寄り添うことなどできないという教訓なのでしょうか。 子どもが突飛なことを言うとき、確かに子どもの心にはサイがいるのです。 精神的なお話しを、笑い話にしているところがすごいです。 親は子どもと向き合わなければね。2022/04/01
かおりんご
34
読み聞かせ(117)お家でよっぽど話を聞いてもらえていないのか、「うちにもサイくんが来ればいいのに」という感想が聞かれた。サイくんがいたら、一緒に遊べるし、話を聞いてもらえるからだそう。2015/09/11
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