内容説明
なにか新しいことを知りたい―少年は、科学者になった。すべての種は変化する―世紀の大発見は、長い間の実験、観察、検証をかさね、発表された。石集め、昆虫採集、貝殻集めが大好きだった少年時代。父の反対をおしきってのビーグル号での航海、そして『進化論』の発表…。それまでの価値観を変えてしまうことへのおそれと戦いながら、科学への情熱を一生涯つらぬいたチャールズ・ダーウィン。その生涯を、日記や手紙、メモなどを織り込んでえがいた伝記絵本。
著者等紹介
マクギンティ,アリス・B.[マクギンティ,アリスB.][McGinty,Alice B.]
フィクション、ノンフィクションを含め、子供の本を40冊以上出版している。現在、イリノイ州に、夫と二人の息子と暮らしている
アゼアリアン,メアリー[アゼアリアン,メアリー][Azarian,Mary]
アメリカのバージニアにある祖先の小さな農場で子ども時代を過ごす。教師を経て、版画によるポスター制作の仕事を始め、のちに児童書の挿絵を手がけるようになる。Snowflake Bentley『雪の写真家ベントレー』(BL出版)で1999年コールデコット賞を受賞
千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年、北海道生まれ。国際基督教大学卒業。児童書の編集にたずさわったのち、現在は、北海道で翻訳者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼんくら
8
読友さんご紹介本。進化論で有名なダーウィンの生涯を描いた伝記絵本。手紙や日記からの言葉をはさみ、ダーウィンが悩みながらも周囲の人々支えながら「種の起源」出版し研究を続けていく姿を描く。最終ページの言葉「これほどの情熱でとりくんだ人は、ほかにだれもいないはずだ」そうでしょうね。「雪の写真家ベントレー」のアゼリアンが絵を書いています。手紙や日記の言葉をところどころに入れてあるのが効果的。面白かった~。2011/05/18
moe
5
進化論のダーウィンの伝記絵本。進化論を発表するまでの経緯やその後の反響などを時代背景もふまえきちんと描写しています。ダーウィン自身の心情も彼の日記や手紙をもとに描いているため、とても率直で公平だと思いました。理科好きの小学校高学年男子あたりに勧めたい1冊。2011/06/02
こどもふみちゃん
4
眠くなければ6歳でも最後まで聞けたと思う。結構詳しくダーウィンの進化論の発見過程が描かれていた。ダーウィンのの送った手紙も沢山載っていて、大変興味深い絵本だった。4歳6歳の息子たちには先にもう少し簡単な本を読んでそのあとでこれを利かせたほうが良かったかもしれない。また後日トライ! 6・7・8・9・10歳向け。2011/04/27
なま
2
ダーウィンの幼少期から「人口論」にヒントを得て、1859年「種の起源」出版、進化論をとなえるまでの経緯が幼少期から分かりやすくかかれている。学業が苦手で学校を転々と変わっていたダーウィンでしたが幼少期からのコレクター症は彼の身を助けたんだろうな。24分2016/11/29
Olga
0
ダーウィンの伝記絵本。ダーウィンの伝記を絵本で読みたい、でもピーター・シスの『生命の樹』は字が小さすぎて……とお嘆きの方におすすめです。2017/05/21