内容説明
「これからよのなかにでて、ひとりでやっていけるように、なにかしごとをおぼえてきなさい」とおとうさんがいいました。4人きょうだいは、家をで、みちが4つにわかれたところまできたときに、いちばん上のむすこがいいました。「ここからは4人べつべつのみちをあるいていこう。ちょうど4年たった日に、かならずここであおうじゃないか」4人は、それぞれのみちに、わかれていきますが…。
著者等紹介
ワッツ,バーナデット[ワッツ,バーナデット][Watts,Bernadette]
1942年、イギリスに生まれる。ケント州のメイドストーン美術学校で学び、絵本作家のブライアン・ワイルドスミスに師事した。1969年『赤ずきん』がドイツの最優秀児童図書に選ばれ、同年、ボローニャ国際児童図書展にてグラフィック賞受賞
福本友美子[フクモトユミコ]
慶應義塾大学卒業。公立図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、評論、翻訳などをする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gtn
22
仕立屋になった末っ子のように、地道に働けという辛気臭い人生訓かと思ったら違った。人にはそれぞれ取柄がある。泥棒にさえある。その良さを生かせばいい。まさに桜梅桃李。2022/06/23
小夜風
21
【図書館】バーナデットさんの絵は優しくて可愛らしいのですが…迫力がないですね。そのせいか、お話の印象もぼんやりしてしまいます。それでも、あ、ここは飾っておきたいくらいキレイ♪って思える絵が何枚かありました。2015/03/04
たーちゃん
20
息子は「うできき?」と言葉の意味の説明を求めてきたり、最後は「この国のここらへんまでの半分をもらったんだね」と言っていました。2023/03/31
みーなんきー
15
お父さんは4人の息子達に、各々1人で生きる術を身につけて来い、と追い出す。四人はそれぞれ誰にも負けない特技を身につけ戻ってくる。父親はそれを確認するため、課題を与える。四人は甲乙つけがたい魅力を身につけていた。そこで4人、今度は王様のお触れ書きに挑戦し、成功をおさめる。四人の努力で得たご褒美は、4人でもらうことになりそうだ。2015/05/02
あおい
12
父に仕事を覚えてくるように言われ旅に出た4兄弟。泥棒、星のぞき、狩人、仕立て屋になった息子達は竜に攫われたお姫様を救いに行く…ワッツの絵は好きだけど竜の絵が可愛すぎて迫力を感じないなぁ。ラスト誰かを選ぶのかと思ったら…それでいいの?ってちょっと思いました。2023/02/13