内容説明
「童貞を守る必要はないと思います。私は、性行為を不浄だとは思いません。それは、人間らしいことです。もっと言えば聖職者にも、人間として性を楽しむ権利があると思います」(本文より)。性愛を肯定する異端の女子修道院長は、聖女か淫蕩の魔女か? フランス革命下に生きた3人の豪胆な女たち…大修院長ジュスティーヌ、侯爵夫人ドニッサン、娼婦ティティーヌ。美貌を駆使し、熱狂と快楽と陶酔の波をどう切り抜けてゆくのか。エロティシズム溢れる歴史ロマン官能3篇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
18
西洋の歴史を読むと異端に対する憎悪が何故各も強いのか疑問に感じていましたので、表題作は面白かったです。2024/10/02
一五
3
ミステリだと思って読み。この帯がついてたら読まなかったかも2019/06/01
水戸
1
3本の読み切り。浅ましく純粋で、だからこそ美しい人間の弱さとか、もろさとか、そういうものが剥き出しになっている、官能的な物語たちでした。2017/06/02
黒蜜
0
面白かったです。つまりは快楽は正義ってことですか。嘘ですけど。2014/08/06
アレ
0
ルイとティティーヌ可愛いなぁ。舛添の解説がすげぇ無粋。2009/12/26