内容説明
いばらにかこまれたおしろのなかに、いばらひめが100年ものあいだ、ねむりつづけています。王子はひめをたすけようと…。
著者等紹介
ワッツ,バーナデット[ワッツ,バーナデット][Watts,Bernadette]
1942年、イギリスに生まれる。ケント州のメイドストーン美術学校で学び、絵本作家のブライアン・ワイルドスミスに師事した。1969年『赤ずきん』がドイツの最優秀児童図書に選ばれ、同年、ボローニャ国際児童図書展にてグラフィック賞受賞。イギリス、ケント州在住
福本友美子[フクモトユミコ]
慶應義塾大学卒業。公立図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、評論、翻訳などをする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masa@レビューお休み中
76
《読み比べ》美しい絵がいいですね。透明感があって、草花や人々を見ているだけで明るい気持ちになってきます。お姫さまも、美しくて心のやさしそうな感じが伝わってくるんですよね。読み比べをしていると、絵本によって微妙なちがいがあることに気づくので、面白いですね。この本では、「いばら姫と名づけられた」と書かれていて、はじめからお姫さまの名前がいばら姫だと言っているんです。王子が助けに行くシーンも、この絵本がいちばん違和感なく読めたような気がします。運命の人が現れた感じがするので、女の子がときめいちゃいますね。2013/08/11
小夜風
21
【図書館】見返しの美しい絵にうっとり。生まれた時に「いばら姫」と名付けられたことにビックリ(笑)。童話って画家によってこんなに印象が変わるんですね。今まで読んできたいばら姫は何となくおどろおどろしいイメージでしたが、この絵本はずっと明るく可愛らしいイメージです。私はエロール・ル・カインの方が好き。2015/03/06
ume 改め saryo
21
グリム原作 どこまでも明るい優しいタッチの絵ですね(^^) 裏表紙がこんなに素敵なのも、手に取って開いてみて、はじめてわかる嬉しさですね(*^0^*)/2014/01/19
mntmt
12
ワッツの絵がメルヘンで真に美しい。2021/02/08
あおい
12
絵が繊細で可愛らしい。でも明るい色使いがメルヘンすぎて魔法使いが恐ろしくない。全体的に優しすぎてチョット物足りない気もしました。2019/07/27