出版社内容情報
街のいたるところにいるドラゴン。でも彼らが見えるのはジョージだけでした。ジョージが食べ物をあげると、なついたドラゴンたちは、いたずらをはじめます。困ったジョージは彼らをドラゴンの楽園につれていこうと……。幻想的な絵が魅力の絵本。
内容説明
だれもドラゴンに気づいていません。きちんと見ていないから見えないのです。気にかけていないと目にもとまらないのです。きっと。
著者等紹介
ウォード,ヘレン[ウォード,ヘレン][Ward,Helen]
イラストレーター。ブライトン美術学校で、レイモンド・ブリッグズ、クリス・マクユーワンなどの指導のもと、イラストレーションを学び、学生時代から受賞経験をもつ。イギリスのグロスターシア州在住
アンダースン,ウエイン[アンダースン,ウエイン][Anderson,Wayne]
1976年に、アメリカのイラストレーター協会より最優秀絵本金賞を得たRat’s Magicを出版して以来、英国の代表的な幻想画家の一人である。現在、イギリスのレスターに暮らし、制作を続けている
岡田淳[オカダジュン]
小学校図工教師。児童文学作家。1981年『放課後の時間割』で日本児童文学者協会新人賞、1984年『雨やどりはすべり台の下で』(以上、偕成社)で産経児童出版文化賞、1988年『扉のむこうの物語』(理論社)で赤い鳥文学賞を受賞。シリーズ「こそあどの森の物語」(理論社)は、1998年度の国際アンデルセン賞のオナーリスト選定作品
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
49
誰もドラゴンに気づかない。きちんと見てないから見えない。こんな文章で始まります。そして、主人公であるジョージには見える…もちろんドラゴンを見ることができるのです。町を歩いていると、あちこちで見かけるドラゴンをジョージは餌づけしてしまいます。そのことがきっかけとなり、彼の周りには、たくさんのドラゴンが集まってしまいます。しかも、彼がしたかのようにイタズラをしでかしてしまうのです。最後に出てくるドラゴンマシーンの話は、ちょっと唐突な感じかもしれないですが、こんな風に世界が見えたら面白いんだろうなって思います。2012/12/09
小夜風
30
【図書館】絵が素敵♪発想も素敵♪でもお話は…?ドラゴンマシーンを作ってまでして、ドラゴンたちを荒れ地へ連れていく理由がよく判らないな~。だって結局またドラゴンを飼ってるし…。ん?ん?ん?あ、今日、雨の木曜日だった!ドラゴン見えるかな?2014/06/05
たまきら
24
幻想的でちょっと怖い。H・R・ギーガーを彷彿とさせるような…ドキドキ感のある絵にオタマさんワクワク。日常を斜めに見ると、ちょっと「えっ!?」っていう瞬間がある…そんなことに気づかせてくれる絵本です。2019/10/13
花林糖
20
(図書館本)ドラゴンがとても綺麗で可愛い。空飛ぶドラゴンマシーンが印象的。2015/10/23
宇宙猫
19
★★★★★ 淡い色のファンタジックな絵とレトロなマシーンが好き。ジョージと言えばドラゴン退治だから、助けたと言うより追い払ったってことなのかな。2024/01/21




