内容説明
まねまね鳥の島についたふたりは、こかげにかくれて、みみをすました。まねまね鳥たちがおおきな木の家の枝にとまって、きょうのいたずらがどんなにおもしろかったかぎゃあぎゃあと報告しあっていた。そのうえ、あしたはだれをどんなふうにこまらせてやろうかと計画をねっていたのだ。「…そうだったのか。これでよめたぞ」アーチボルドは声にださずにつぶやいた。
著者等紹介
コックス,ポール[コックス,ポール][Cox,Paul]
1959年パリの音楽家の家庭に生まれる。「タンタン」や「ババール」などの絵本に影響を受け、1987年にアーチボルドシリーズの第1巻『ユーカリのひみつ』を出版。続いて翌年は第2巻となる『ぷかぷか島のなぞ』を刊行。シリーズは全4巻となり、そのおおらかな世界が人気を博し、本国フランスを越えたイギリスではTVアニメシリーズも製作された。また、その創作は絵本にとどまらず、舞台美術、広告美術、立体オブジェ、テキスタイルデザインなど幅広い分野に及んでいる。フランスのみならず、日本でもさまざまな展覧会を開催。さらにフランス大統領主催のクリスマスパーティのプログラム製作や美智子皇后渡仏の折には、フランス絵本の紹介役を務めるなど、国際的ステージでの活躍もある
松田素子[マツダモトコ]
1955年山口県周南市(旧新南陽市)生まれ。児童図書出版社編集部を経て、絵本の創作、翻訳をはじめ、企画編集、書評など、絵本を中心とした活動に入る。創作になぎ・ともこの名前で『タイニイ・トゥインクルのふしぎなともだち』(伊藤正道/絵 BL出版)があり、翻訳に『メイシーちゃんのおふろ』(ルーシー・カズンズ/作 偕成社)などのメイシーちゃんシリーズがある
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