内容説明
メディア研究×身体論。社会学の未開拓分野に踏み込んだ知的格闘。
目次
第1部 理論編―身体をどうとらえるのか(現代社会における身体と身体イメージ―「消費される」身体という観点から;デジタル時代に至るまでの身体認識と主体性のメディア論的展開―鏡像、パノプティコン、データベース)
第2部 事例研究―メディア編(多層化する視覚メディアと身体―写真はいかに身体を動かしてきたか;魔法にかかった身体―「ゴスロリ」系雑誌におけるボディ・イメージ;老いという「病」/「本来」という幻想)
第3部 事例研究―身体編(ファッションと人間解放の神話―自由な身体に閉じ込められた自我と、その表出;一九三〇年代、「体力」時代の身体‐筋肉表象―若木竹丸『怪力法 並に 肉体改造・体力増進法』を中心事例として;自傷する身体を語るメディア・伝えるメディア)
著者等紹介
西山哲郎[ニシヤマテツオ]
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退。関西大学人間健康学部教授、博士(人間科学)
谷本奈穂[タニモトナホ]
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。関西大学総合情報学部教授、博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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