目次
人民とボリシェヴィキ
大ロシアとウクライナの十月
蜂起するウクライナ―マフノ
ヘトマンの没落―ペトリューラ党、ボリシェヴィキ
マフノ叛乱軍
大後退戦と勝利
叛乱軍の誤算―ボリシェヴィキ再び解放区を襲う
反ヴランゲリ統一戦線とその後
民族問題とユダヤ問題
戦士たち、その生と死
マフノ主義とアナキズム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のうみそしる
2
1919年から21年にかけて、有史以来初の支配者なき社会が出現。マフノ運動のまっ只中にいた著者だからこそ書ける様々な体験、または貴重な公文書など。マフノと人民たちの比類なき活躍に心が踊る。さらに、この本ではマフノ運動の至らなかった点にもちゃんと言及している。デニーキン撃破後いたずらに解放区で勝利の美酒に酔っていた、等。しかしボリシェビキの卑劣さにはほとほと呆れ果てる。よくこんなもんが80年も続いたな。2018/05/31
