内容説明
国境管理や移民・難民、先住民族、多文化主義をめぐるポリティクスの考察から、包摂と排除の論理・構造を説き明かす。
目次
序章 シティズンシップと文化的多様性
第1章 包摂と排除の境界―国籍/ボートピープル/強化される国境管理
第2章 先住民族の復権と共和制論議―二つのポストコロニアルなシティズンシップのゆくえ
第3章 多文化国家のシティズンシップ教育―「デモクラシーの発見」プログラムが紡ぐナショナルな物語
第4章 「小文字cのシティズンシップ」―多文化主義批判と「シヴィック・ネイション」
終章 シティズンシップを問い続ける
著者等紹介
飯笹佐代子[イイザササヨコ]
総合研究開発機構(NIRA)研究開発部主任研究員。福岡県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。ケベック州政府文化間関係協議会(在モントリオール)、ニュー・サウス・ウェールズ大学アジア・オーストラリア研究所(在シドニー)等にて客員フェローを経て現職。専攻:多文化・多民族共生論、シティズンシップ政策論、オーストラリア政治社会等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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