あきらめよう、あきらめよう―不安、イライラ、怒り、執着を消すヒント

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あきらめよう、あきらめよう―不安、イライラ、怒り、執着を消すヒント

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  • サイズ B40判/ページ数 168p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784776210894
  • NDC分類 159
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「あきらめる」は実はよい行為です。
「諦める(執着しない)」の他に、
「明らめる(物事をはっきりとさせる)」
という意味を持ちます。
そんなあきらめを、私は親しみを込めて
「聖なるあきらめ」と呼んでいます。

自分の夢や希望を叶えるために頑張ることは、
もちろん大切です。
でも、頑張り続ければ
人は必ず幸せになれるかと問われれば、
イエスとは答えられません。
「頑張る」ことが、じきに「執着」となり、
その「執着」が不幸を招くこともよくあるからです。
頑張りすぎて、疲れ切ってしまったり、
周りとの人間関係が悪くなってしまったりした経験は、
誰でも一度はおありでしょう。

そこで私がおすすめしたいのが、「あきらめる」こと。
もちろん、
「単に断念するという意味で、あきらめてください」
と言っているのではありません。
「あきらめる」という言葉は、
よい意味を持っているのです。
元々あきらめるには
意味が異なる二つの書き方があります。
ひとつは諦める。
投げ出すという意味もありますが、
執着しないという意味にもなります。
もうひとつは明らめると書きます。
仏教の世界で誕生した言葉で、
物事を明らかにするという意味を持ちます。

こんな素敵な意味のあきらめをすることで
皆が幸せに近づく行為を、
私は親しみを込めて聖なるあきらめと呼んでいます。
ポジティブで建設的で、心が穏やかになるという、
とてもよい意味でのあきらめであるからです。

ひとつ例を出してみましょう。
これは私が、大学で教えていた時の話です。
授業中におしゃべりをする学生に、
私はイライラしていました。
そこで、まずは明らめることで、
自分の力でできないことをはっきりさせました。
それは、その学生におしゃべりをしない態度を
すぐに身に付けさせることでした。
なので、これは諦めました。

では、自分の力でできそうなことは、何か?
そもそも静かにさせる目的は、
学生全員が授業を集中することです。
だとしたら、おしゃべりする学生だけに
注目する必要はないのです。
そこで目を付けたのが、
おしゃべりする学生の隣に座っている学生当てること。
実はこれで、解決したのです!

さあ、本書で一緒に
聖なるあきらめのレッスンをしていきましょう。

内容説明

人生、思い通りにいかなくてもいいじゃないか。「聖なるあきらめ」はコロナの時代を生きる心の処方箋です。

目次

第1章 苦しいとき、悲しいときこそ聖なるあきらめを(不幸の中にも幸せの種はある;執着を手放す第一歩は感謝の心を持つことから ほか)
第2章 ありのままの自分を愛するために(あきらめることで、人は優しくなれる;他人に自分と同じものを求めない ほか)
第3章 聖なるあきらめが導いてくれる穏やかな心(失ったものが大きければ大きいほど人は頑張ることができる;あきらめることと逃げることは、同じではない ほか)
第4章 あきらめることで自分を見失わなくなる(「ほめられること」をあきらめる;「人から何かをしてもらうこと」をあきらめる ほか)
第5章 人間として成熟するための聖なるあきらめ(人生の目的は誰でも必ず持っている;克服しようとしない ほか)

著者等紹介

鈴木秀子[スズキヒデコ]
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。フランス、イタリアに留学。スタンフォード大学で教鞭をとる。聖心女子大学教授(日本近代文学)を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。聖心女子大学キリスト教文化研究所研究員・聖心会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本詠み人

6
かつて病を得て入院した折、シスター鈴木秀子さんの著書を友人から借り読みました。その当時、とても励まされたことを憶えています。久しぶりのシスターの話も心に響きました。「聖なるあきらめ」を勧めるこの本…聖なるあきらめとは、①現状を把握し(明らめる)②執着を手放す(諦める)こと。自分が変えられる事と変えられない事を見極めること。感謝の習慣を身につけるために、朝(と夜)うとうとしている瞬間に、10個の「自分にとってありがたいこと」を言うのをやってみます。2021/03/18

タペンス

3
 他人の言葉は多くの場合深い考えもなく発せられたものなので深刻に受け止めない。人への期待は自分を苦しめる。人間死ぬまで迷いはつきまとう、生きるとはそういうもの。聖なるあきらめはときとして相手の心の奥深いところに届き相手の聖なるあきらめを引き出す。やっぱり人生は思い通りにはできない。著者が接してきた人々の悩みの具体例がずらずらと書いてあるだけでさらっと読め、内容的に深みはないので再読する価値はないが、勉強になる本ではあったと思う。2022/06/20

翠風

2
☆☆☆☆2020/12/20

キヌモ

2
本屋でタイトルを見た瞬間に「買おう」と思いました。今、自分の頭の中にあることと同じだったから。一気に読みました。涙止まらず。昔、小学校の家庭科の先生が「あきらめるということは明らかに見るということでもあるんですよ。あきらめることを恥じてはいけません」というようなことを話されていたことを思い出しました。 今までずっと執着していたことを手放すということ。それはもしかしたら、新しい世界が見えて来るということなのかもしれません。 読んで、良かったです。2020/07/22

たか

2
 あきらめるは諦めるという時ではなく、明らめるという、物事をはっきりさせること。なるほど❗2020/05/31

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