出版社内容情報
相続争いは他人事と思っていませんか?
「遺産が少ない」
「家族はみんな仲がいい」
「信頼している税理士がいる」
一つでも当てはまる方、あなたは
相続争いの当事者になりやすいタイプです。
なぜなら、相続争いを回避するために
一番重要なのは、事前の準備です。
「ウチには相続争いなんて関係ないよ」
「相談できる人もいるし」
そう慢心して何の対策もしなかったために
結果として、骨肉の争いになったケースを
私は、数多く知っています。
相続争いは年々、増えており
家庭裁判所の統計によると、
ここ7年で23%も増加しています。
こうした相続争いを、最近では
「争族(あらそうぞく)」と呼び
テレビのワイドショーや週刊誌でも
たびたび話題になっています。
私はこれまで、2000件を超える
相続案件に関わってきた経験から
相続争いで人生が破壊される人を
嫌というほど見てきました。
そして、今までの経験を基に
争族を避ける方法を数多く編み出し、
この本に掲載しました。
相続争いを防ぐには、多岐にわたる知識が必要です。
相続の際に、知り合いの税理士に頼む人は
多いと思います。専門家だから大丈夫。
そう思うのでしょうが、それが落とし穴です。
相続は、税の知識だけでなく、法律の知識も重要です。
そうした知見をトータルで駆使できる
本当の意味での「相続のプロ」は極めて少ないのが実情です。
この本には、「相続のプロ」として活動してきた私が
持っている知見を整理して、
分かりやすくお伝えするように心がけました。
本書では第一部に、実際に起きてしまった
さまざまな「争族」のエピソードをご紹介しています。
「争族」は他人事ではないこと、
ご自身の家族に起きる可能性のあることが分かると思います。
この一冊をきっかけに、この世から「争族」という言葉が
なくなる日が少しでも近づくことを願っています。
内容説明
「財産が少ない」「家族はみんな仲がいい」実は、こんな人ほど相続争いの当事者になりやすい。3000件の相続を手がけたプロが教える、相続をスムーズに進めるためのノウハウが満載。相続初心者のための相続のイロハも併せて掲載。
目次
第1部 こんな人は気をつけろ!―相続争いの7大「あるある」事例紹介(遺産が1000万円以下―仲がよかったはずの兄妹がモメた!?なぜ母は3人の娘に何も残せなかったのか?;兄弟間で収入格差―ギクシャクしていた兄弟がついに決裂!「正式な遺言」を堂々と無視する長男!;兄弟の誰かが親を介護―親の世話をしていた姉が預金を勝手に使い込み!失われた現金は取り返せるのか?;財産放棄を撤回―「財産はいらない」と言っていた兄が手のひら返し!10年介護してきた弟は報われるのか?;親が認知症―認知症の母が起こしたトラブル!自ら書いた遺言を偽造だと主張!;放蕩息子がいる―長男が自分の権利だけを強引に主張!放蕩息子が使った“奥の手”とは?;顔見知りの専門家に頼る―信頼していた税理士が原因で家族がばらばらに!?こんな自称“専門家”に気をつけろ!!)
第2部 死ぬ前にこれだけはやっておけ!―江幡式「争族」防止マニュアル・永久保存版(はじめての相続税―何をしていいかわからない人のための超ていねいな相続入門5つのステップ!;エンディングノートだけでは安心できない!―相続争いを決して起こさない「遺言」の書き方・3つの原則;相続争いを決して起こさない「遺言」の書き方・実例編―そのままマネして書けばOK!すぐに使える「遺言サンプル」集;Q&A方式でわかる―意中の相手に財産を遺すためのマル秘裏ワザ)
第3部 いざというときに困らないための相続関連用語辞典
著者等紹介
江幡吉昭[エバタヨシアキ]
大学卒業後、住友生命保険に入社。その後、英スタンダードチャータード銀行にて最年少シニアマネージャーとして活躍。2009年、「アレース・ファミリーオフィス」を設立。「一般社団法人相続終活専門協会」を設立し、代表理事に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うずら
空
まめお~
たなりん