内容説明
世界でもっとも幸福を教えてくれる書『幸福論』の著者アラン。彼がもし現代に生きていたら…。仕事、人間関係、恋愛…。人生に迷う人たちで常に教室はいっぱいの、アラン教授の幸福の授業がはじまる。
目次
1 自分で不幸を育てない(大げさに考えると、不幸は勝手に育っていく。;負の感情は自然には湧いてこない。自分でつくっているんだ。 ほか)
2 幸福のレシピ(幸福は意志の力がいる。幸福になりたければ自ら幸福になると誓うことだ。;幸福になるのは「義務」だ。自分が幸福になれば、人に希望を与えられる。 ほか)
3 よいものにしようとすれば、どんな運命もよくなる(未来を知りたがって占い師の予言に耳を貸してはいけない。;なにもせずトビラを開いて幸福を待っていても、入ってくるのは不幸だけだ。 ほか)
4 幸福へのアクセスマップ(どんなにつらい経験も明日への糧になる。陽気に前へ進むことだよ。;仕事は報酬よりどれだけ楽しめるかなんだ。仕事が楽しい人は幸福だよ。 ほか)
5 幸福の鍛え方(感情的な悪口には意味がない。雑音だと思って耳なんて貸さないことだ。;笑ってすませると決めておけば、大きな災難は避けられる。 ほか)
著者等紹介
上之二郎[ウエノジロウ]
1947年、東京都生まれ。上智大学中退。アラン研究家。ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぱんにゃー
104
【不幸論】 『実はアランの「幸福論」は「不幸論」でもあります。人間はなぜ不幸を自分でつくってしまうのか、その原因を徹底的に解き明かし、不幸にならないためにはどうすればいいかが具体的に書かれているのです』 簡単に♪具体的に♪ アランさんもお釈迦さんもおなじ(^ω^)2016/01/11
La Principita
2
「自分で不幸を育てない」「自分の上機嫌を鍛える」...斬新な表現が心に残った。解説本なので柔らかく説明されているが、それを実践するためには、感情をコントロールする術やかなりの意志力が必要だろう。とはいえ、そこに気づいて、折々に心がけることでできそうな気にさせてくれる。 読みながら、本来のアランの幸福論を私が正しく掴めているのかという疑問が。安直に解説本で済まさずに、ちゃんと読まねば。 2019/04/09
ひろっぴ
2
アランの「幸福論」は読んだことがありませんが、この本は対話形式でその内容をかみ砕いて解説している本です。私にとっては物足りない感がありましたが、学生等にはおススメかも。2013/05/01
魚京童!
1
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-557.html2013/06/23
ぱなっぷ
1
〝幸福になるのは義務〟とか、〝ものごとがうまくいくから幸福なんじゃなくて、幸福だからものごとがうまくいくんだ〟って、なんかいいなぁ。2013/08/23