内容説明
NHK総合テレビドキュメンタリー番組「こころの遺伝子」で放送。辻井と川上の往復書簡も特別掲載。
目次
1章 世界中の人に聴いてもらいたい
2章 「ブラボー!」が聞きたくて
3章 6歳と29歳、運命の出会い
4章 ピアニスト川上昌裕が挑んだ道
5章 この子に合った指導法とは?
6章 「奇跡の音色」へ輝きだした才能
7章 2人の夢、ショパン・コンクールへ
8章 自立と別れの季節に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きーみん
9
最初の先生への手紙からして、もう涙腺崩壊。なんかやたらと泣けてきてしまうので、読むのに時間がかかってしまった。題名の無い音楽会で初めて見た時から「この子は歴史に残るような、でも今生きている天才だ!」と思ったけれど、彼はこんなふうに育ってきたんですね!この先生に出会えて本当に良かった♪これからも体に気をつけて、世界を感動させて欲しいです!2011/10/12
まっし
4
視覚障害者について調べるため,最初は読み始めました.ですが,読み進めていくと視覚障害者についてのことをすっかり忘れ,一人のプロフェッショナルの生きざまに感心させられていました.川上先生の寛大さ,そして辻井さんの前向きな姿勢には見習うべきところが多いと思います.2011/05/29
fantasy
3
川上昌裕氏の存在と言うのは本当に大きかったんだなあ、12年も二人三脚でやってきてそして恩師との別れの決意。人の成長の過程にはいろんな事が有るんだろうけど期待に応えられるだけの情熱とか才能を持ち合わせているからすごい。2014/07/08
ヤマセミ
2
辻井伸行さんの明るい前向きな性格と才能、ご両親、川上先生、すべてがあって開花した才能。それが奇跡だと思った。川上先生がどんな指導をしたのか、知りたかったことが熱く語られてた。川上先生の演奏を聞いてみたら、丁寧な美しい音で、辻井さんと同じだと思った。2023/05/31
みき
2
たまたま聴いた辻井さんの弾く「トルコ行進曲」に感動。一体どうやってこんな音を紡ぐのか知りたくて読んだ一冊。川上さんのカプースチン講座に行ったことがあるけれど本の中の川上さんは、またイメージが違っていた。「信くんは周りの世界を変えていくほどのすごいエネルギーをもっている」と言う川上さんに「大好きなピアノをずっと大好きなままでいさせてくださった」と辻井さん。二人の12年間が奇跡なんだと思う。2015/07/17
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