内容説明
僕は何も見ていなかった。だからこれは僕の見た、あの日の記録なんかじゃない。これは僕が吸った空気、あの日一日、若く生きた気分の記録。あの頃がよかったなんて、懐かしんでいるんじゃない。誰にでも一度はある若い時代、世界と遭遇し、感じ、掠めとった寓話。昭和42年の春の一日からはじまった18歳、そして26歳まで。僕は夢中になってシャッターを切った。
目次
横田基地正面ゲート
横田基地
横田基地前
福生
福生米軍ハウス
新宿 湘南で知り合った女
野田
国府台 僕の部屋から
都立大 友人Mの家
新宿 文化出版局〔ほか〕
著者等紹介
横木安良夫[ヨコギアラオ]
1949年千葉生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。1975年、アシスタントを経て独立。広告、ファッション、ヌード、ドキュメンタリーとさまざまな分野で仕事。1985年、新宿ニコンサロンにて初個展『Day by Day』以後個展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 法華文化研究 第5・6号