内容説明
日本の中小企業の決算書に出ている利益は、本当の意味での利益ではなく、税務署が企業から税金を取るために計算した、水増しされた数字です。決算書の黒字を見て、「自分の会社は儲かっている」なんて考えていたら多くの会社は火の車になってしまいます。本書では、こうした日本の会計のカラクリを解き明かし、現在の制度の中で中小零細企業がお金を貯める一つのやり方を解説しました。
目次
1 これが、会社にお金が残らないカラクリだ(あなたは、ビジネスのルールを知っているか;ルールと一緒に「点数の数え方」を頭に叩き込め;「会社にお金を残す」これが会社経営のゴールなのだ ほか)
2 この数字を押さえれば、裏金を残せる!(会計を軽視するな。数字を知らないとお金が逃げていく;設立後2年目以降が苦しくなる仕組み;税率が100%を超えてしまう仕組み ほか)
3 お金を大きく育てる「裏帳簿」活用術(「損益計算書」は会社が1年で得た利益を計算する;「貸借対照表」は会社の期末時点での財政状態を示す;「裏帳簿」をつくる流れを押さえよう ほか)
著者等紹介
岡本吏郎[オカモトシロウ]
経営コンサルタント。税理士。1961年、新潟県生まれ。明治大学商学部卒業後、10年間の金融機関勤務を経て、独立。戦略的財務から経営戦略、マーケティング、債務対策まで幅広く指導する経営コンサルタントとして活躍
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