出版社内容情報
風の強い日、きみが家にやってきた。どんな時もたまらなく愛おしくて大好きで仕方ない。でもきみはやがてわたしを追い越していく。歌人・木下龍也の短歌から生まれた絵本。
内容説明
ずっとそばにいる、歌人・木下龍也の短歌から生まれた絵本。
著者等紹介
夏生さえり[ナツオサエリ]
山口県生まれ。書籍・Webの編集者として勤務後、2016年にライターとして独立。エッセイ、書籍、脚本、コピーライティングなど、文章にまつわる活動は多岐にわたる。2022年公開の長編映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』の企画・脚本も手掛けた
くまおり純[クマオリジュン]
1988年京都府生まれ。イラストレーター。書籍やジャケットなどを中心に活躍
木下龍也[キノシタタツヤ]
1988年山口県生まれ。歌人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
158
歌人 木下龍也の短歌の世界をビジュアル化したペットロス絵本です。 薫風が爽やかに吹く美しく可愛らしい作品だWAN🐶 https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n103409.html2023/10/21
まぁみ
22
参ったなあ…予想は出来ていたのにな…遥かにうわ回り落としちゃった…ふふふ 木下さんの短歌といい、くまおりさんの描く雰囲気が…とてもあたたかいタッチでたまらない。なんとも言えない味がありすぎて、すっと引き寄せられる。夏生さんのセンスの賜物!まさに三位一体の傑作です!風をしっかり感じる素敵な物語の世界に、ぜひ癒されてください。読後、抱きしめたくなる絵本は 久しぶりです。ふふふ2023/10/19
遠い日
7
くまおり純さんの絵を求めて。ひとつの短歌が元にあるお話。愛犬との日々と別れが描かれていますが、いつか来るその日をわかってはいても、いざ別れの時が来れば胸に迫るもの。そして、その悲しみに吹き過ぎる風が感じさせてくれるものは、いつもいっしょだよという思い。風になった君をずっとずっと感じている。2023/11/26
ののの
5
「愛された犬は来世で風となりあなたの日々を何度も撫でる」という短歌をもとに作られた絵本。柔らかな色合いとタッチの絵が優しい。犬の可愛さがとてもよく表現されている。大切な存在をなくした寂しさだけではなく温もりを感じるような素敵な1冊。2024/02/16
そぴょ
3
犬と暮らすこと、そしていつか見送ること、木下龍也の詩からインスパイアされた心に寄り添う絵本。ずっと探してやっと読めました。短歌だけでも大好きな一首だったので、絵本になったと知り嬉しかったです。案の定、泣きました。2024/06/06