内容説明
大幅に刷新されたこの第8版は、マーケットがどのような局面にあろうとも、株式のチャートパターンから利益を上げる方法をしっかりと教えてくれる。これはまさに株式投資のタイミングを見極める「バイブル」の最新版とも言えるだろう。本書のなかに詳述されているエドワーズによるダウ理論の実践的なアプローチをはじめ、反転パターン・保ち合いパターン、トレンドラインや支持圏・抵抗圏の利用法は、個人投資家にとって非常に価値ある売買ツールである。一方、マギーが自らの実践をもって証明した株式売買の戦略と戦術は、真の売買シグナルを決定する最も有効な基礎となるものである。
目次
第1部 テクニカル分析の理論(株式の売買と投資に対するテクニカルなアプローチ;チャート;ダウ理論;ダウ理論の実践;ダウ理論の欠点;20~21世紀におけるダウ理論;重要な反転パターン;重要な反転パターン―三角形;その他の反転パターン;潜在的な重要性を持つ短期パターン ほか)
著者等紹介
エドワーズ,ロバート・D.[エドワーズ,ロバートD.] [Edwards,Robert D.]
チャールズ・ダウが開発し、ハミルトンやシャバッカーがさらに研究・発展させたダウ理論に基づくテクニカル分析の原則を集大成した。そのベースになっているのは、個別株式のチャートパターン、トレンド、支持圏・抵抗圏などを体系化したシャバッカーのテクニカル分析の理論である
マギー,ジョン[マギー,ジョン] [Magee,John]
マサチューセッツ工科大学を卒業し、同名の著名な投資アドバイザリー会社を設立。科学的な観点から株式市場を分析した先駆者であり、「テクニカル分析の父」と呼ばれている。マーケットに対するその実践的でテクニカルなアプローチは、すべてのテクニカルアナリストに大きな影響を与えている。マギーはすでに没していたが、全米テクニカルアナリスト協会は1978年にマギーを「マン・オブ・ザ・イヤー」に選んだ
バセッティ,W.H.C.[バセッティ,W.H.C.] [Bassetti,W.H.C.]
ハーバード大学の優等卒業生で第8版の編集者兼共著者であるバセッティは、1960年代にジョン・マギーの生徒としてテクニカル分析の研究を始め、今では電子マーケットを含む最新のマーケット研究の第一人者のひとりである。カリフォルニア州では最初の公認商品取引アドバイザー、ブレア・ハルのオプションズ・リサーチ社のCEO、マーケットメーカーのマネジングパートナー、オプションによるサヤ取りトレーディング会社社長などのキャリアを経たあと、現在ではカリフォルニア州サンフランシスコのゴールデンゲート大学非常勤教授(ファイナンス・経済学)として株式市場のテクニカル分析の講義を行っている
長尾慎太郎[ナガオシンタロウ]
東京大学工学部原子力工学科卒。日米の銀行、投資顧問会社などを経て、現在はヘッジファンドマネジャーを務める。クオンツアプローチによるシステムトレードを専門とする。訳書多数
関本博英[セキモトヒロヒデ]
上智大学外国語学部英語学科を卒業。時事通信社・外国経済部を経て翻訳業に入る。国際労働機関(ILO)など国連関連の翻訳をはじめ、労働、経済、証券など多分野の翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。