ウィザードブックシリーズ ダンドーのバリュー投資―低リスク・高リターン銘柄の発見術

パブライ，モニッシュ【著】〈Ｐａｂｒａｉ，Ｍｏｈｎｉｓｈ〉/船木 麻里【訳】

パンローリング（2019/04発売）

• サイズ 46判／ページ数 270p／高さ 20cm
• 商品コード 9784775972441
• NDC分類 338.155
• Cコード C2033

内容説明

パブライは本書で、バフェット、グレアム、そしてマンガーの手法のなかから個人投資家でも応用でき、すぐにでも利用できるアプローチ方法を紹介している。投資の天才たちの伝説的な投資戦略とパテルの経営ノウハウを合わせれば、個人投資家が自身の投資成績を大きく向上させ、なおかつ市場平均やプロの投資家にも打ち勝つことができるようになるだろう。また「堀を持ったビジネスに投資する」「裁定取引にこだわる」「成功者をマネたビジネスに投資する」などの章では、低リスク・高リターンのダンドー投資に必須のコンセプトが楽しみながら学べるように紹介されている。

目次

パテル・モーテル・ダンドー
マニラル・ダンドー
ヴァージン・ダンドー
ミッタル・ダンドー
ダンドーフレームワーク
ダンドー１０１―既存のビジネスに投資する
ダンドー１０２―シンプルなビジネスに投資する
ダンドー２０１―行き詰まった業界の行き詰まったビジネスに投資する
ダンドー２０２―丈夫で長持ちする堀を備えたビジネスに投資する
ダンドー３０１―厳選した少数に賭ける、大きく賭ける、たまに賭ける
ダンドー３０２―裁定取引にこだわる
ダンドー４０１―常に安全域を確保する！
ダンドー４０２―低リスクで不確実性が高いビジネスに投資する
ダンドー４０３―革新者よりも成功者をマネたビジネスに投資する
アビーマンウのジレンマ―売りのコツ
インデックス投資をするかしないか、それが問題だ
ルジューンの集中力―勇敢な戦士から学ぶ投資レッスン

著者等紹介

パブライ，モニッシュ［パブライ，モニッシュ］ ［Ｐａｂｒａｉ，Ｍｏｈｎｉｓｈ］
１９５０年代のバフェットパートナーシップの原型をモデルにしたパブライ・インベストメント・ファンドのマネージングパートナー。１９９９年の創設以来、パブライファンドは、２８％超の年率リターンを上げてきた。また、同氏はフォーブス誌やバロンズ紙から高い評価を得ており、ＣＮＢＣやブルームバーグなどのテレビ番組やラジオにもゲスト出演している

船木麻里［フナキマリ］
上智大学を卒業後、米系投資銀行を経て、金融、ビジネス、科学関連を中心に翻訳を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[サラリーマン]

ダンドー手法と呼ばれるバリュー投資の考え方を中心に、低リスク・高リターンを追求する投資戦略を解説している。著者は、バフェット信者らしい。ケリーの法則／魔法の公式／堀のあるビジネス／シンプルなビジネス／割安なときに購入する／不確実性の高いビジネス

2025/01/15

[Darbytime]

「コインが表なら勝ち、裏でも負けは小さい！」がすべての本。リスクが小さくなればなるほどチャンスが大きくなるというペテンみたいなロジックこそバリュー投資の真髄だと感じた。

2020/01/02

[dexter4620]

バフェットとのランチ券を買った米著名投資家、ガイ・スピアの著書でパートナーとして挙げられたパブライ氏が書いた著書。冒頭のモーテルを買収する先人の話は面白いが、バリュー株投資の本としては物足りない。しかし、その中にも、バフェットなどから借用した有益な指針はある。時間があれば読んでみても良いかもという一冊で再読はないと思います。

2024/05/05

[ぐりペンギン]

前半はアメリカに移住したインド人がモーテル経営で成功した事例を引き合いに投資対象の価値と見込める利益の考え方を、後半は主にウォーレン・バフェットの投資手法からバリュー投資で素晴らしい利益の上げ方を自身の運営するファンドの事例も交えて解説。ある程度投資本を読み込んでいればベンジャミン・グレアムのディープバリュー投資を筆者なりにアレンジしたものと気がつくかもしれない。投資初心者でもあまり専門用語を使わずにバリュー投資の考え方と実例が分かるので株式投資初心者～中級者向け。バリュー投資を知るには良い１冊。

2019/10/27