目次
第1部 序論(危機と黒点;人間であること)
第2部 ヨハネの黙示録の四騎士(社会的相互作用と計算既約性;個人と人波―創発現象;文脈とエルゴード性;人間の経験とラジカル(根源的)な不確実性
ヒューリスティクス―人間らしく行動する方法)
第3部 過去と未来のパラダイム(危機における経済学;エージェントベースモデル;複雑性の世界のエージェント)
第4部 金融危機のためのエージェントベースモデル(金融システムの構造―エージェントと環境;流動性と暴落;エージェントベースで見た二〇〇八年の危機)
第5部 経済理論の終焉(それは数字か、それとも物語か―説明ツールとしてのモデル;結論)
著者等紹介
ブックステーバー,リチャード[ブックステーバー,リチャード] [Bookstaber,Richard]
投資銀行(モルガン・スタンレー、ソロモン・ブラザーズほか)や大手ヘッジファンド(ムーア・キャピタル・ブリッジウオーターほか)でリスク管理の責任者を務めたのち、米国財務省を経て、現在はカリフォルニア大学で教鞭をとっている
長尾慎太郎[ナガオシンタロウ]
東京大学工学部原子力工学科卒。北陸先端科学技術大学院大学・修士(知識科学)。日米の銀行、投資顧問会社、ヘッジファンドなどを経て、現在は大手運用会社勤務
井田京子[イダキョウコ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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