内容説明
バークシャー・ハサウェイの屋台骨を支えた男。
目次
第1章 グレアム式バリュー投資システムの基礎
第2章 グレアム式バリュー投資システムの原則
第3章 智慧
第4章 間違いを犯す心理
第5章 必要不可欠な資質
第6章 グレアム式バリュー投資システムの八つの変数
第7章 会社経営において必要不可欠な資質
バークシャーの計算方法
堀
バリュー投資とファクター投資
著者等紹介
グリフィン,トレン[グリフィン,トレン] [Griffin,Tren]
マイクロソフト勤務。前職はイーグル・リバーのパートナー。イーグル・リバーはクレイグ・マッコウが所有する未公開株式投資会社で、マッコウ・セリュラー、ネクステル、ネクステル・パートナース、XOコミュニケーションズ、テレデシック、そしてたくさんのベンチャー企業など、電気通信会社やソフトウェア会社に投資している。それ以前は、ビジネスコンサルタントとして、韓国とオーストラリアで5年間働いた経験もある
長尾慎太郎[ナガオシンタロウ]
東京大学工学部原子力工学科卒。北陸先端科学技術大学院大学・修士(知識科学)。日米の銀行、投資顧問会社、ヘッジファンドなどを経て、現在は大手運用会社勤務
井田京子[イダキョウコ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nepenthes
4
グレアムのバリュー投資原則:株は会社の一部を所有しているつもりで保有/安全域を確保するために本質的価値よりかなり安めで買う/躁鬱病患者のMr.マーケットのしもべでなく、主人になる/合理的・客観的に、感情を排する、が印象的。正解が無ければ間違いも無い、つまり全て正解で全て間違いであるとも言える。未来は誰にもわからない。「買うということは誰かが売ったということだ、自分が正しい側にいるか自問するべき」というのは実に示唆的。「欲望に逆らう」という単純な原則を守るのは非常に難しい、という内容に感じました。2025/08/24
まめタンク
4
2019年178冊目。もはや投資の本というより哲学です。80歳(マンガーに至っては90歳を超えている)のに、未だに1日の大半を読書に費やすという知識欲。楽天ブックスの調査によると、日本のビジネスマンの6割は1カ月に1冊も本を読まないらいけれど、、。マンガーは言っています。「本を読まずに投資で成功した人を見た事がない」と。投資の本というより、人生訓としてもオススメです。世界のレベルって凄いです。2019/06/19
まめタンク
3
2020年90冊目。この本はマンガー氏が書いたわけではなく、マンガー氏の発言をまとめて編集したものです。本書を読んで強く思うのは投資家として成功するのは、すごいチャートが分析出来るとか決算書がスラスラ読めるといった話ではなく、よく読んで考えて確信を持ってストレートのボールが来た時におもいっきり打ち返す事なのだと痛感します。2020/02/29
四ツ谷
3
私自身、本を読むようになったのはマンガ―の影響がかなり大きい。本書はマンガ―の投資アイデアを株主総会やインタビューなどをもとに統一論としてまとめている。バフェットはマンガ―のことをパートナーどころか双頭結合児と呼んでいる。もっと投資家はバフェットのもう一方の頭の方にも注目して欲しい。バフェットはグレアムのもとでシケモク投資法を実践していたのに70年代に割高だったシーズ・キャンディーを買っていたのか気になっていたけど、あれはマンガ―のアイデアだったのか…(ヽ´ω`)2019/12/05
カロライナタカハシ
2
久しぶりに読んだが洞察に富む、ウェットな言い回しで読んでいると気持ちいい。読んでいると毎回考えさせられる。2024/11/04