ウィザードブックシリーズ<br> 狂気とバブル―なぜ人は集団になると愚行に走るのか

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ウィザードブックシリーズ
狂気とバブル―なぜ人は集団になると愚行に走るのか

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  • サイズ A5判/ページ数 612p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784775970379
  • NDC分類 361.44
  • Cコード C2033

内容説明

本書はチャールズ・マッケイが今から一五〇年ほど前に上梓した『常軌を逸した集団妄想と群集の狂気』一八五二年版の邦訳である。民衆が何かに取りつかれ、それが恐ろしい妄想に変わり、やがて社会全体が理性を失っていった歴史上有名な事例を取り上げ、なぜ人は集団になると愚行に走るのかをジャーナリストの視点から解き明かした作品である。

目次

第1部 経済バブル
第2部 人殺しの狂気
第3部 奇跡と未来への妄想
第4部 群集の憤激
第5部 飽くなき探求
第6部 宗教の激情

著者等紹介

マッケイ,チャールズ[マッケイ,チャールズ][Mackay,Charles]
1814年、スコットランドのパースで生まれる。1835年に『モ―ニング・クロニクル』紙で新聞記者としてのキャリアをスタートさせ、1844年には『グラスゴー・アルゴス』紙の主幹となり、チャールズ・ディケンズが創刊した『デイリー・ニューズ』紙にも記事や詩歌を寄稿。後に『ロンドン・イラストレーテッド・ニューズ』紙の主幹となる。作詞家としても活躍し、『群集の声』という歌集を出版。うち何編かはヘンリー・ラッセルによって曲が付けられ、大流行した。南北戦争中は『タイムズ』紙の特派員として活躍したが、その後執筆業に専念。本書のほかにも晩年には自伝を著している。1889年没

塩野末佳[シオノミカ]
成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業(フランス史専攻)。編集プロダクション、大手翻訳会社勤務の後、クレジットカード会社、証券会社等での社内翻訳業務を経て、現在はフリーランスで英語・フランス語の翻訳業に従事。経済、ビジネスを中心に幅広い分野を手掛けている

宮口尚子[ミヤグチナオコ]
ミネソタ大学(University of Minnesota)国際関係学部卒業。帰国後、特許翻訳会社にて翻訳者として勤務。主に、特許明細書や法律文書の翻訳を行う。その後、独立し、翻訳通訳サービス事務所を設立。自ら翻訳者・通訳者をしながら小規模ながら事務所を維持している。現在、専属契約期間を経て、通訳・翻訳を含む海外担当者として広告代理店に勤務
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

42
狂気とバブル―なぜ人は集団になると愚行に走るのか。チャールズ・マッケイ先生の著書。集団心理や群集心理は恐ろしいもの。一人一人は理性的な常識人であっても、集団になった途端に非合理な非常識人になってしまう。そして、非合理な非常識人の集団に強欲さや無分別なヒステリーさが加わるとバブルが起きる。歴史は繰り返すという言葉は本当。2019/08/12

がくちゃびん

7
3週間以上かけてようやく読了。過去様々なバブル、熱狂、集団妄想といった現象を、膨大な事例とともに紹介し、分析した本。チューリップや株の投機熱から始まり、毒殺の流行や決闘への執着、星占いや磁気療法士、錬金術や魔女狩りに十字軍遠征などなど、興味深く重要なテーマで記述され、単行本でびっしり600ページ越えという大ボリュームで記される。すべての内容を理解し咀嚼できたとは言えないが、150年前の著述とは思えないほど深遠な智恵を垣間見える名著。オススメです。2016/08/29

rubeluso

5
人が集団になった時におこる狂気について。ちょっと滑稽な詐欺やバブルから冗談にならない魔女狩りまで膨大な事例が紹介される。150年前の本なのに宗教とその欺瞞について徹底した批判的な視点を持っているのが面白い。 それにしても、この本で紹介される詐欺師たちが訴えられても場所を変えてまた活動しているのに対し、魔女だと噂を立てられただけであっさりと火炙りにされる庶民たちとの対比がすさまじい2015/03/01

ゼロ投資大学

4
歴史上で起こったバブルを取り上げて、その時代に何が起こったのか、人々がどういう考えだったのかを解説している。バブルが発生する人間の本質的な心理にはあまり触れられていない印象で、歴史の細かい解説が多い印象を受けた。2022/04/29

Jack Amano

3
167年前に書かれた本(1852年)ではあるが、人間の愚かさや軽信性を克明に著述した本であり、とても勉強になります。経済的なもの=バブルは第一部であり、全体の1/6以下ではあるが、鋭い観察によってバブル至る道が描かれています。バブルに限らず、魔女狩りや錬金術(そしてそれにつながる、生命の水・賢者の石を探索すること)などの、非合理的なことに、人間がいかに多くの時間を費やしてきたか。非合理だとわかっていながら、なぜ信じてしまうのか。信じないことを貫き通せれば、投資でも成功できる。2019/03/10

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