内容説明
天才とは、いったい何なのだろう。アインシュタインなどの非凡な才能の持ち主は、私たちが精神的な欠陥とみなす「脳の特異性」を持っていた。本書の目指すところは、天才と脳の特異性との相関関係を明らかにし、そのずば抜けた才能を育てサポートする家族や地域社会に助力することだ。弱点を補い、彼らの強みを最大限に活かす道を探る。
目次
第1章 学び方の特異性―“一般的な診断名”ディスレクシア(読み書き障害)
第2章 注意力散漫―“一般的な診断名”ADD(注意欠陥障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)
第3章 不安―“一般的な診断名”全般性不安障害、強迫性パーソナリティ障害、パニック障害、恐怖症
第4章 憂うつ―“一般的な診断名”うつ病、気分変調症、不快気分
第5章 気分の浮き沈み―“一般的な診断名”双極性障害
第6章 拡散的思考―“一般的な診断名”シゾイドパーソナリティ障害、統合失調症、統合失調感情障害
第7章 関係性を持ちにくい―“一般的な診断名”自閉症スペクトラム障害
第8章 脳の特異性の未来
著者等紹介
サルツ,ゲイル[サルツ,ゲイル] [Saltz,Gail]
ワイル・コーネル医科大学ニューヨーク・プレスビテリアン病院精神科臨床准教授。精神科医、コラムニスト、ベストセラー作家、テレビ・コメンテーター、雑誌寄稿者。2011年にノーベル物理学賞を受賞した天体物理学者のアダム・リースを弟に持つ。家族とともにニューヨーク在住
竹内要江[タケウチトシエ]
1979年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻比較文学比較文化コース修士課程修了。高校教員を経て、翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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