内容説明
人間は操り人形だ。本書では、どうやって糸を操ればいいのかを解説する。具体的には、相手の思考に影響を与え、こちらの意図する考えを刷り込んでおく。それをあとから指摘することで、相手の「心を読んで」いたということになる。読心術の第一人者であり心理学研究者でもあり、マーケティングを学んだ経験もある著者は、膨大な数の学術文献を参照し、さまざまな実験によって証明された原理を用いて、自らのメソッドを構築した。つまり、これらの戦術には学術的な裏付けがある。本書で紹介する戦術を有効に活用すれば、思考だけでなく、感情も、そして行動も、思いのままにコントロールできる。
目次
1 認識を形づくる
2 行動と一致した態度を引き出す
3 社会的プレッシャーを与える
4 メッセージを定着させる
5 メッセージをもっとも効果的に提示する
6 モチベーションをさらに高める
7 影響を持続させる
著者等紹介
コレンダ,ニック[コレンダ,ニック] [Kolenda,Nick]
マインド・リーダー、心理学研究者。認知心理学の原理を用いて、無意識のうちに他人の思考に影響を与える独自の方法を編み出す。それを実践してみせる「マインド・リーディング」という革命的なショーを開催し、これまでに世界中の100万人以上の人々が見ている
山田文[ヤマダフミ]
英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そらパパ
4
新しい情報はありませんでした(^◇^;)2019/07/31
ゼロ投資大学
0
「現実は客観的だが、現実の見方は主観的である」は、印象的な言葉であった。現実をとらえて解釈するやり方は人の数だけ存在する。そのレンズを変える方法がわかると、現実の解釈も変えることができる。人間の認識を決定している「思考モード」を理解することで、説得力は格段に増すことになるだろう。2024/08/19
徒然日記
0
個人的にはめちゃくちゃ良書だと感じた。 最近の心理学本には、特に根拠とかもなく、作者の実体験を元に書かれるものが多いが、これはどの実験や研究から○○だ、というのがしっかりと書かれているため、信頼できる内容だと思う。 人を説得するまでの一連の流れを懇切丁寧に書いていて、人はここまで操られやすいものなんだなと改めて思えた。 普段からこれらを意識してコミュニケーションを取ることは難しいだろうが、一つ一つ着実に遂行していきたいと思う。2024/06/07
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- 和書
- 日本政治思想史 戦後編