内容説明
どんな人でも使えるテクニックはないものか―。第1部では、交渉を始める前に知っておきたい6つのポイントに焦点をあてる。交渉のスタイル、目標、権威のお墨付きや相場などの「後ろ盾」の必要性、人間関係、相手側の利害、そしてあらゆる交渉においてカギを握るレバレッジ(優位性)の6つである。第2部では、実際の交渉プロセスを検証。戦略の立て方から予備交渉としての情報交換の仕方、実際のやりとり、そして話がまとまるまでに至る4つのステップを順に追っていく。
目次
第1部 基礎編―交渉を始める前に知っておきたい6つのポイント(性格に合った交渉スタイルを取ろう;目標と期待感。狙うゴールをはっきりさせよう;自分をフェアに見せてくれる鎧(よろい)で武装しよう
人間関係をうまく活用しよう
相手の真の望みを突き止めよう
レバレッジを押さえて優位に立とう)
第2部 実践編―交渉を進めるうえで知っておきたい4つのステップ(まずは戦略を立てよう;相手と情報を交換しよう;本題に入る時は、この手でいこう;契約内容と遂行の意思を確認しよう)
交渉における倫理―嘘はどこまで許されるのか
著者等紹介
シェル,G.リチャード[シェル,G.リチャード] [Shell,G.Richard]
ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの法学・企業倫理・経営学のトーマス・ゲリティ教授。「ウォートンエグゼクティブ交渉ワークショップ」と「ウォートン戦略的説得ワークショップ」のディレクターである。校外では、フォーチュン500社CEO・FBI交渉人・Google管理職・病院の看護婦など幅広いジャンルへ向け講演やセミナーを開催している
成田博之[ナリタヒロユキ]
ノースカロライナ大学ウィルミントン校卒業。シンガポールでの銀行で約10年間、金融商品のディーリングをした後、1998年にオーストラリアに永住。現在は、日経225先物・為替を中心に自己資本を運用するプライベート・トレーダー。ラリー・ウィリアムズセミナーの通訳・解説を務めるなど、パートナーとして絶大な信頼を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。