内容説明
あなたは、思いどおりに生きられる!『毒になる親』の著者がおくる“身近な人からのさりげない圧力”をはねのける技術。
目次
第1部 ブラックメールの発信と受信(エモーショナル・ブラックメールとは;ブラックメールの四つの顔;「FOG」があなたの考える力をくもらせる;ブラックメール発信者はこんな手を使う;ブラックメール発信者の心のなかはどうなっているのか;責任はあなたにも;ブラックメールはあなたにどう影響するか)
第2部 理解から行動へ(いまこそ変わろう;行動に入る前に―心の準備;相手の要求を分析し作戦を練る;決断を実行に移すための戦術;総仕上げ―あなたの「ホットボタン」を解除しよう)
著者等紹介
フォワード,スーザン[フォワード,スーザン][Forward,Susan]
意欲的に講演、著作活動をするセラピストとして国際的に注目されている。南カリフォルニアを中心に医療機関のコンサルタント、グループセラピスト、インストラクターを務める傍ら、アメリカABCラジオのリスナー参加番組のホストとして活躍する
亀井よし子[カメイヨシコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちぇしゃ
13
『毒になる親』の著者の本。人に罪悪感や義務感を抱かせて自分の思い通りに操作しようとする人々が使う心理的なテクニック、エモーショナルブラックメールに関する本。この本が素晴らしいなと思うのは、対処法についてもきちんと述べられているところ。罪悪感を抱かせるように仕向け、自分の意を叶えるために利用し、相手のせいにすることで自分の要求を正当化する。そして相手が彼らの身に起きたことに責任を感じるように仕向ける。意識的な場合と「本人は善意のつもり」でやっている場合と両方あって「よかれと思って」というのが一番たちが悪い2017/05/31
Hana♪
11
私は、必死に言い訳して責任転嫁している人を見ると、 「この人にはこういう選択しかないのだろう、苦労してきたのだろうなあ、可哀相に・・・。」と同情して背負ってあげたくなってしまう癖がある。 だが、この本を読み、「同情・共感して自発的に背負ってあげていた」のではなく、相手からブラックメール(心理的恐喝)を受けて 「恐怖や義務感、罪悪感から逃れるため無意識のうちに背負いこんでしまっていたにすぎない、 そういう関係からは信頼は育たない、 そしてブラックメールを受けてしまう私にも問題がある。」と気付かされた。 2013/08/24
お咲さん
7
感情的な恐喝について書かれた本。こんなことまで恐喝なのかと思うようなことが書かれているが、なるほど、精神的な暴力というものが感情への恐喝と言われるとすごくわかりやすい。問題を解決したくて話し合いのテーブルを用意してもだんまりで、その問題から逃げて話し合いをしてくれないことも恐喝(それが毎回のことであるのなら)だと言われて、不快の理由がよくわかった。その恐喝への立ち向かい方も丁寧にレクチャーされているので、相手と物理的な距離が取れず、うまくやっていくしかない人向けの本と言える2023/11/03
おやつ
6
恐れ、罪悪感、義務感を使って自分を操ろうとしてくる人間の解説と、その対処法についての本です。よい本だと思いますが、自分にはちょっと長かったです。まずは自分が自分を認める、それで相手の脅しにのせられなくなるということがわかりました。2017/11/03
erie
5
新しい本が出ていた。こういう対処法を読むともしかしたら対峙できるのかも知れないという気にもなるが、いやしかし近寄らないに越したことはないし、願わくば遠ざかったまま生きていきたい。評者の場合は「何がほしいかを明確に言わずに、汲み取って助けることを要求される」という件があったが、こちら側としては「何を言っているのか全く意味がわからない」という状態だったので、逆に助かったというべきか。2022/08/07