内容説明
“コブラの星正”と呼ばれる相場師・星田。噛みついた獲物は死ぬまで放さないと恐れられているが、病に倒れ、敗北。自分の商品会社である大桑商事まで売り渡した。この雪辱を晴らすため、四人の相場師が集められ、新たな仕手戦が開始される。狙いは関西の生糸・乾繭相場。一方、大桑商事の新社長・森田は、素人ながら、なんとか彼らを止めようと立ち向かう。しかし、味方であるはずのオーナー・瀬島までが参加しているようで…。腹の探り合い、裏切りに続く裏切り。敵味方のない世界に蠢く彼らの実態とは?一般の人間が知ることのできない仕手戦の裏側を、事実に基づいて描き出した問題作。
著者等紹介
こずかた治[コズカタオサム]
1938年生まれ。岩手県・大東高校。法政大学・法学部卒。高校在学中からコピーライターとして業界では知られていた。大学時代にはラジオ・テレビのCM・番組構成などをてがけ、のちに演出家へ転身。経済小説作家としては『続・仕手相場 会社清算』『倒産方程式』『裏金市場』など多数の作品がある
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