内容説明
ＭＵＳＥ―それは、あまたある敵国の脅威から英国王室を守ることを目的に創設された特殊能力者集団だ。伯爵の後継者であるスターリングには、人心操作能力がある。そんな彼に課せられたのは、ここ最近、ロンドンで頻発する出火騒ぎの犯人を見つけることだ。おそらく火を操るその能力者は、力を得て間もない。そして、己の能力に戸惑っているはずだ。これ以上の被害を出さないためにも、すぐに見つけ出す必要がある。一方、社交界にデビューしたばかりカサンドラは、自分のまわりで出火騒ぎがたびたび起こるのを疑問に感じていて…。
著者等紹介
マーロウ，ミア［マーロウ，ミア］ ［Ｍａｒｌｏｗｅ，Ｍｉａ］
『ピープル』が選ぶベスト作品にリストアップや、ＲＩＴＡ賞にノミネートされたこともある。二十以上の著作を持つヒストリカルロマンス作家
荻窪やよい［オギクボヤヨイ］
翻訳家。訳書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あさうみ
45
糖分補給！だいぶ甘かったですが！（笑）特殊超能力集団、パラノーマルファンタジーに某作を思い浮かべ釣られた。敵側に荒さを感じるかな。最後は想像出来たけど、ときめかざるを得ない。続編は読心術のため精神を病んだ公爵が主人公とのことで気になる…。2019/02/06
アカツキ
9
パラノーマル要素のあるヒストリカル・ロマンス、特殊能力集団MUSEシリーズ1作目。ヒロインは準男爵の娘で火を操る能力者。ヒーローは伯爵の甥、人の心を操作する能力者。登場人物や設定は面白いけれど、ストーリーはちょっと微妙かなと思っていたが、終盤の展開がドラマティックで良かった。2019/01/16
ネロ
7
美しい表紙に惹かれて手にとったものの…うーん、オールソウルズトリロジーを読んだ後ではいかんせん薄っぺらく味気ないヒストリカルファンタジーでした。ストーリーもキャラも深みがなくて盛り上がりに欠ける展開…。誰も彼も能力を生かしきれてないのが残念でした。しかも、あの終わり方、どうなの(´`:)ページの都合でぶつんと切ったような、雰囲気も何もない終わり方にはちょっと呆れました。他キャラで本が出てるようですが、もういいかな…2019/02/01
ユキタ
2
能力に目覚めたばかりのパイロキネシスのカサンドラをヒロインに据えたヒストリカルファンタジー。「パラソル奇譚」や「魔法製作所」に並ぶといいなあと期待しまくったせいか満足感はイマイチだったけど、キャラクターに魅力は感じたので今後に期待。2019/02/04
