内容説明
目覚めたとき、サラは見知らぬ男とベッドにいた。ふたりともきちんと服を着ているものの、彼は誰で、いったい自分はどうしてこんな場所にいるのだろう。名前以外の記憶をすべて失ったサラは、イーストリーと名乗るその男と行動をともにすることになった。子爵だという彼の屋敷に行く以外、いまのサラにできることはないからだ。イーストリーもまた、クリミア戦争で多くの記憶を失っていた。取り戻せた記憶もあるが、戦争での負傷は彼からたくさんのものを奪っていた。ふたりは屋敷を目指して旅を続け―。
著者等紹介
ロス,キャスリーン・ビトナー[ロス,キャスリーンビトナー] [Roth,Kathleen Bittner]
アメリカロマンス作家協会のゴールデンハート賞のフィナリストであり、数多くの受賞歴あり。長年、メディア業界で働いてきた
市ノ瀬美麗[イチノセミレイ]
金沢大学卒業。途上国支援にも興味を持ち、国際NGO団体の翻訳ボランティアにも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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