内容説明
遠縁の男に無一文にされたうえに住んでいる家も売却されてしまったキャロラインは、妹のベアトリスと健康状態のよくない母親のためにも、早急に今後の対策を立てなくてはならなくなった。すでに二十四歳で十人並みの器量のキャロラインでは、結婚相手を見つけることはできない。しかし、十七歳で美しい妹のベアトリスなら、じゅうぶんに結婚市場で輝ける。容姿端麗で莫大な富を持つサマートン公爵が花嫁探しの舞踏会を開くことをキャロラインは知り、ベアトリスを売りこもうと決意する。無謀にも、たったひとりで公爵家に押しかけるが―。
著者等紹介
ラバド,パメラ[ラバド,パメラ] [Labud,Pamela]
RITA賞のファイナリスト。ロマンス小説を書くかたわら、正看護師としてフルタイムで働く
大原葵[オオハラアオイ]
文芸翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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EDAMAME
13
なんかケンカばっかりの話って読んでて嫌な気持ちになるから読んでて辛い…?ハッピーエンドになるまでにすでに気持ち萎えてる⤵暗い過去を乗り越えて理解し合いお互いの気持ちを確かめあう?って大事だと思うけど?早い時点で喧嘩やめて前向きになってほしいと切に願ってやまない…の、割にイチャラブ多め2018/11/13
romance_holic
2
同床異夢ではないですが、「結婚」という二人の関係スタート地点に二人でたった時も、まったく考えていることがバラバラで相手をかえたらいいと思っているふたり。この二人で二人三脚はじめたら、一歩目から転倒だワと思いながら読みました。主役ふたりは、他人に対して思いやりがないということはなく、むしろ自己犠牲の精神から決めた結婚なので、すれ違いぶりも結構豪快でしたね~。なんで彼女との結婚を決めたのか、もう少し彼に語ってほしかったなー。彼女を怒らせてばっかりじゃ、気持ちは伝わらないよねとこっそり教えてあげたい。 2018/11/30