内容説明
テロリストによる犯行で恋人を失ったラップは、最愛の人を失った苦しみに耐えるために復讐の計画を立てるしかなかった。毎晩、眠りにつく前に考えるのは、恋人の乗った飛行機を爆破した、顔の見えない犯人たちのこと。彼らは敵だ。敵は死ななければならない。その敵の命を狙う人間に喜んでなるつもりだ。そう決意をかためていたラップの前に、謎だらけの女が現れた。彼女は対テロリストの武器として、ラップを訓練したいと申し出た。こうして、復讐心に燃えたラップは、暗殺者になるための第一歩を踏み出し―。
著者等紹介
フリン,ヴィンス[フリン,ヴィンス] [Flynn,Vince]
『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー作家。十四の作品を発表したのち、2013年に死去。ミネソタ州セントポールのセントトーマス大学を卒業し、ツインシティーズに暮らした
多田桃子[タダモモコ]
神奈川県生まれ。明治大学農学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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panam1927
28
★★★★☆2018/06/25
スー
21
85恋人をテロで失い復讐を求めていた時にCIAにスカウトされたラップは訓練所に送られる、そこの教官は優れた工作員で今はくせ者の頑固じじいスタン・ハーレーだった。訓練を終えたラップは秘密工作員オリオンのメンバーになりリーダーはスタンでテロリストに復讐を開始する、オリオンは捕らえられたCIAの諜報員救出の為にトルコ、チューリッヒ、レバノンに飛び敵をあぶり出す事に成功したがテロリストの後ろにロシアSVRの影が・・・ラップは恋人の敵を討てるのか?2020/06/28
ほんまる
11
映画を見たが、全然最初の部分の内容が違う。映画だけの方が、迫力があって、良かった2019/11/07
tai65
3
星5つ2020/02/06
かんとり
3
学生のような若者が、テロで犠牲になった恋人への復讐のためアサシンに。 しかし組織の訓練を続ける内に、復讐が報復へと変化しますな。 この個人の恨みから表に出せない全体の利益へ… 面白いですねえ、 ただ気になるのは、時代設定が「ロッカビー事件」の報復ですからねえ、 30年も前の暗殺者ですな。2019/12/10