出版社内容情報
あの『5分間SF』が「+2分間」ぶん面白さ増量(当社比)! 思わずあっと驚く結末があなたを待ち受ける話題のSF作品集第2弾
内容説明
話題の『5分間SF』が「+2分間」ぶん面白さ増量(当社比)で帰ってきた!辺境の惑星で調査隊が出会った食料資源“カツブシ岩”の正体とは?人間を模倣する機械の群れから本物の人間を見分ける唯一の方法とは?あらゆる時空を飛び回るビジネスマンとその妻が手にした予想外の幸福とは?思わずあっと驚く結末が今度もあなたを待ち受ける!1話7分で読めていつでもどこでも楽しめる、人気のSF作品集第2弾。
著者等紹介
草上仁[クサガミジン]
1959年生まれ。1981年ハヤカワ・SFコンテスト佳作入賞。短篇「割れた甲冑」をSFマガジン1982年8月号に発表してデビュー。1989年に「くらげの日」、1997年に「ダイエットの方程式」で星雲賞日本短編部門受賞。1997年『東京開化えれきのからくり』でSFマガジン読者賞受賞。近年もSFマガジンに続々と作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MICK KICHI
65
前作が5分間、2分間増量はショートショートから短編ぐらいのイメージ。「カツブシ岩」「スリープ・モード」 「チューリング・テスト」が印象的な作品だった。 2020/04/21
ぜんこう
28
先に読んだ「5分間SF」よりは2分間(?)長い分、話の流れも内容もつかみやすく読みやすかったです。SFにあまり抵抗が無ければ軽く楽しめるかも。 人間がパソコンみたいに一定時間働いてないとスリープモードに強制的にされてしまう「スリープモード」のドタバタしたのが好み(^^)2020/07/02
ソラ
21
5分間SFに続いての短編集。前作より2分伸びた分だけ内容は濃くなったかなという感じ。ただ前作の方がもっとテンポが良くて読みやすくキレがあったかなという気がしないでもない。2020/04/05
Tadashi_N
18
7分では終わらないが読みやすく、ストーリーも面白い。2022/04/03
かとめくん
16
短編の名手、草上仁の最新短編集。裏表紙の「草上仁の作品」に2作しか表示されないのは短編好きの私としては寂しい限りです。技巧を凝らして落ちを付ける造りは昔ながらです。状況設定に凝りすぎて落ちの見えてしまう話もありましたが、展開の面白さだったり奇妙な緊張感だったり、魅力的な話が並んだかなと思います。お気に入りは、「カツブシ岩」「チューリング・テスト」「壁の向こうの友」そして、一番癒されたのが「パラム氏の多忙な日常」。2020/05/06