内容説明
俺は捕食者、殺人者だ。人生はゲームで、俺はゲームをするのが好きだ。―そんな言葉とともに、罪もない人間を生死をかけたゲームに巻き込んだ逃亡中の残忍な連続殺人鬼のアッカーマンにより、農場での新たな生活はかつての暮らし以上の悪夢をマーカスにもたらした。それだけではない。平和な光景に見えた農場のある町では、恐ろしい企みが進行していたのだ。増えつづける死体、それに町の陰謀と殺人鬼の存在は、マーカスを逃れられない状況へと追い込んでいく。そして、マーカスが聞かされる『羊飼い』という言葉の意味は―？
著者等紹介
クロス，イーサン［クロス，イーサン］ ［Ｃｒｏｓｓ，Ｅｔｈａｎ］
デビュー作の『羊飼いのルール』が国際的なベストセラーとなる。作家以外にも、ミュージシャンやフランチャイズの最高責任者としての顔も持つ。妻と三人の子どもとともにイリノイ州で暮らしている
高岡香［タカオカカオル］
英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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momi
42
ヒィ〜〜ッ…嫌だ！！こんな奴とゲームなんかしたくないッ！！キィッ〜ときしむ音…音も立てずに現れる全米史上きわめて残忍な連続殺人鬼マッカーマン！！なんのためらいもなく遊びのように人を殺し、死のゲームを楽しむ男！この殺人鬼喋る喋る！雄弁なんだけど…そこがまた不気味！完全にイカれてる〜と思いながら読んでいくと…何故、残忍な連続殺人鬼が生まれてしまったのかが分かっていく！連続殺人鬼を追う元殺人課刑事マーカス！真の決着がつくのはまだまだ先！まだ始まったばかりで序章って感じ！二人の人となりが分かったのでこれからです！2017/01/11
エネ
2
続きが気になり、すぐに手を取っていた。しかし、犯人の印象が少しずつ変わっていくことと、主人公とのやりとりが、ジャンプのバトルもののような表と裏のやりとりは手に汗握るものがあった。……むしろ、そこで完結だと思っていたが、どうやら次回作がありそうな雰囲気……。 2018/05/22
とっぽ
2
シリアルキラーとなりうる資質は先天的なものか、後天的なものかを問う意欲的な小説！になるかと思ったんですよね…上巻迄は。下巻からはアメリカンエンターテイメントとして読みました。続編があるようなので出版されたら読むと思う。2016/12/10
トウリン
1
ハードボイルドクライムノベルかと思ったら、意外にライトだった。何となくアメコミチックというか。心理的葛藤がありそうなんだけどどこか軽くて、シンプルに、面白い。が、微妙に『次回へ続く』なのね。一応、終わってはいるけれど。最近、洋物もこういう軽い感じの増えたなぁ。2017/06/04
ウ・トポス
1
え？ちょっと待って、ここで終わるの？っていう、まさかの続編待ち。とはいえこの羊飼いは凄い有用だと思う。2017/02/07
