感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
ホガースから来るのでニヤリ。私が中一の時の美術の先生が、ゴヤとホガースを愛するヒッピーでした。休みはインド放浪に費やす飛んでる人で、教師に気軽に心を許さない子供だった自分は距離を取っていましたが、彼女が私の芸術嗜好の形成に影響を与えたことは確か。親が政治のジャーナリストだったり、祖父が政治家だったりしたことも関係しているんだろうなあ。偏見にまみれたこういう風刺画には歪んだ社会が写る。そこが、たまらないんだなあ。2018/09/28
更紗蝦
18
日本人画家が描く中国人は爪が長くないのに、イギリス人・フランス人・アメリカ人画家が描く中国人はやたらに爪が長いのが気になりました。清の時代の中国を舞台にした映画やドラマだと、身分の高い女性は長い付け爪をしている場合がありますけど、風刺画の中で描かれている中国人は全員男性ですし、付け爪ではなく自前の爪を伸ばしているように見えます。一体どういう理由で、当時の欧米人の中で「身分の高い中国人男性」=「十指全ての爪を伸ばしている」というイメージが定着したのでしょうか…?2018/07/12
ゆーかり
13
18世紀後半から20世紀前半までの風刺画紹介。不思議の国のアリスの挿絵で有名なテニエルもパンチ誌に風刺画を掲載しています。風刺画に書かれてる文字全部の説明等は無いけれど、絵を追っていくと世界史の復習になりそう。2016/10/26
lily
3
フランスの象徴マリアンヌ、イギリスの象徴ブリタニア、アメリカの象徴アンクルサムなど、風刺画の中にはその国を的確に表す人物が登場する。これが、風刺画を描きやすくしている。授業で使おうと思ったが、絵にキャッチコピーやら解説やら無駄なものが載っていて使えなかった。ただただ風刺画を淡々と掲載するような学術書を期待していなのに残念。ムック系の本なので仕方がないかもだが。。2017/06/10
入江・ろばーと
1
知らない風刺画がたくさんあって(というかほとんど)勉強になった。2016/09/18
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- 洋書
- Border War
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- 和書
- インド反カーストの青春