内容説明
自分の父親が誰かを調べてほしい―アメリカ国立公文書記録管理局に勤めるビーチャーは、ファーストキスの相手、クレメンタインにそう頼まれる。公文書館内で調査結果を待つあいだ、大統領が機密文書などを読むための部屋に興味を示すクレメンタインに、ビーチャーの友人である守衛が内部を見せてくれることになった。そこで彼らは、偶発的に古い辞書が隠されているのを発見した。きっとこれは、ジョージ・ワシントンの持ち物だ。自分たちが見ていいものではない。辞書を見つけたビーチャーたちは、トラブルに巻きこまれていき…。
著者等紹介
メルツァー,ブラッド[メルツァー,ブラッド] [Meltzer,Brad]
著作が一年以上ベストセラーリストに載り、二十五以上の言語に翻訳されている。フロリダに暮らす。作家のみならず、弁護士でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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RIN
20
なんと!レビュー0の読メ本に出逢ったのは初めてかもしれません。弁護士でもあるブラッド・メルツアーの最新作(ではなかった(^_^;))は、公文書館員を主人公に、またしても陰謀渦巻くアメリカ政府を相手にしながら、謎解きの誘惑に抗えず、果敢に、腰引けながら(笑)走る奔る(笑)。かなり寡作な作家さんですが、アメリカの法曹界、政界が緻密に描かれ、結構面白いんですよ。『大統領法律顧問』や『最高裁調査官』なんて寝食忘れます(^_^)v2017/09/16
治野
3
なかなかに面白かった。公文書偽造問題に沸く今の日本を思い浮かべながら読んでいた。そもそも文書や歴史、伝統に対する意識は国によって異なるのだろう。歴史ミステリー、いいですね。2018/07/12
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