内容説明
自分は尾行されている。それも、見知らぬ女性に。公爵のデヴォンは、骨董品店で懐中時間を買った直後から、自分が尾行されているのに気がついた。その女性は偶然を装い、デヴォンが入った酒場にまでついてきた。女性はリリーと名乗り、デヴォンはすぐに彼女に魅了される。女性といえば髪につけるリボンや噂話にしか興味ないと思っていたのに、リリーはそんなくだらない女性たちとはまったく違ったのだ。意気投合したリリーを屋敷に連れ帰ったデヴォンだが、目覚めたときに彼女の姿はなく、買ったばかりの懐中時計が消えていて―。
著者等紹介
野村恵美子[ノムラエミコ]
ロマンスを中心に、エンターテインメント系フィクションの翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
矢田ふみえ
2
作り話っぽかったなぁ。やっていること、犯罪だし。2018/09/21
EDAMAME
2
なんとも期待しないで読んでみたらマジ面白かった。何を書いてもネタバレになりそうなので、ヒーローが片思い長すぎて意地悪少年にちょっとなっちゃった!?的な…独占欲の塊でヒロインたじたじっぽい。謎が残る物語で、もうひとつのお話の伏線みたいなのが入ってます。多分同時進行のロマンスがもう一本あるはず。それも読みたい。2015/07/06
ととめ
0
デビューもしないまま、田舎で父親の看護をしなが24歳になってしまった貴族のヒロイン。兄が売却した父の遺品を奪還するために尾行して、酔った勢いで・・・。ヒーローは公爵なんだけど、色々あって裕福じゃない・・・んだけど、貧乏っぽかったりカツカツな生活をしてるような描写がないので「そうなの!?」ってビックリした。周囲では様々な謀が交錯してるんだけど、主役二人は分かってないまま巻き込まれてた感じ。2016/03/28