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内容説明
どうしても忘れられない恋―。四年余り経った今でも、京の心を甘苦しく締め付ける、三つ年下の男。駆け出しの建築家だった蓮二は情熱的に京を求めてきた。初めて知る恋の喜びに耽溺すればするほど、恋がもたらす恐怖は大きくなり、京は蓮二の前から逃げ出した。月日が傷を癒すかと思っていたある日、京が長期出張から帰ってくると、勤める設計事務所は大きく様変わりしていた。そして、今や世界的な建築家になった蓮二がいた―。再会したばかりの社長室で、京は再び残酷なほどの悦楽の渦に呑み込まれ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
楓
9
攻めが受けを逃さないように手を込めば込んだぶん捻れてるような…でもそうしないとあの受けは逃げていくんだろうなぁ〜と予想ができるくらいネガテイブなので仕方がないか(笑)攻めが可哀想なくらい受けがネガテイブです(汗)2017/10/12
りんご☆
7
読了2015/10/22
0655
7
ブックオフで見かけ、こちらの評をパパっと見て購入。臆病な受が年下攻の将来と自分の自制に不安を感じて離れたが、数年後に攻が上司となって現れた・・・というテンプレ。安心して読めるのだけど、受の毅然としなさ加減と攻の復讐にも似た冷たい追い詰め加減に次第にイラっ。途中から「長い!もうくっつけろ」と思ってしまった。一応攻は建築界で名を馳せており、受は攻も認める実力の持ち主のはずなのだが、攻に無体をされてる描写が多くて仕事ものとしての書き込みは浅かった。挿絵、特に表紙がすごくキレイで目をひきました。色々惜しかったワ。2014/03/10
華緯
7
一番嫌いなタイプの受け…。ゲイの自分と関わらせないために、涙を飲んでフッたのに、再会して関係を持った途端に感じきって喘ぐなんて、どれだけ意思が弱いんだ。どんな行動も、相手のためと言い訳して、結局は自分の都合しかなくて、そのたびに第三者に大小の迷惑かけて…。自分は性処理の道具…とかいいながら、そこから脱出する努力もしない…。全部攻めにまかせて流されて、ハッピーエンド?!…ありえん…。もう、こういうのはいいよ……。2014/02/22
hinako
6
★3.7 うーん。話が進み始めるとそういう無理矢理シーンが入る感じで、流れがブチブチ切れてしまった印象。受が仕事をしている感じがしない。攻もなかなか真意が分からないので「いったい何がしたいのか?」という印象で、どちらにも入り込めず。最後、クライアントに受が襲われるのも唐突過ぎてびっくり。挿絵が美しく、設定(再会愛)も雰囲気も良かっただけに色々残念。2014/03/29