内容説明
貴族の令嬢のジャコバンは、両親の死後、男爵である伯父の家で暮らすことになった。そこで彼女はメイドのような扱いを受けたうえに、賭けのかたとしてストリントン伯爵に差し出されそうになる。伯爵の慰み者になるのを恐れた彼女は伯父のもとから逃げ出し、摂政皇太子の厨房に男性の菓子職人として潜りこむ。だが、酔っ払いにからまれたところを当の伯爵に助けられ、彼が想像していたような道楽者ではないと知った。一方、自分が助けた相手が男装した男爵の姪と知らない伯爵は、ジャコバンを菓子職人として雇いたいと考える。それも、男爵に復讐するための道具として―。
著者等紹介
ネヴィル,ミランダ[ネヴィル,ミランダ][Neville,Miranda]
イギリスで育つが、現在はアメリカ在住。長年、編集者として働いたのち、作家になる
岡田未知子[オカダミチコ]
神奈川県生まれ。日本女子大学文学部英米文学科卒。出版社で雑誌、書籍編集に携わり、2005年から翻訳の道に。ロマンス小説を中心に複数の訳書あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
矢田ふみえ
2
賭けの対象されたヒロイン。逃げだしたが、自立して生活を切り開いていく。謎解きもあったが、読みやすかった。2017/10/19
mimi_chataro
1
う〜む。初邦訳の作家。あらすじ買いしたが、今ひとつしっくりせず、読了。可もなく不可もなく。2012/06/17
nayui
0
★★☆☆☆ 2012/07/17
kazunorie
0
ヒロインの設定が、面白いかな、と。もうちょっと、極悪非道な叔父さんとの絡みとヒロインに対する苛めの理由がもうちょい、欲しかった気がします。2012/07/08
くろうさぎ
0
最初の方は、ヒロインに同情しつつ、読み勧めましたがなかなか進まなかったなぁ・・・・。ヒーローはちょっと嫌な奴だなぁ・・と思ってたけど、途中からはヒロイン一心でいい感じでした。とにかくいろんな事情が全て明かされるまで満足できなかったなぁ・・・。ロマンスよりそっちに重点がいっちゃった。最後は執事夫婦に鉄槌??が下ってよかったわ~~!2012/07/05