内容説明
くすんだ茶色のかつらと眼鏡、それに体型を隠すドレスを身にまとって素性を隠したエヴァは、娼婦たちを立派な妻にするために、礼儀作法を教える学校を経営している。伯爵の愛人だった自分の母親の境遇を見てきているだけに、娼婦たちに幸せな結婚をしてほしいからだ。新しい生徒を迎えた初日、かつての教え子の愛人だった公爵が、エヴァのもとを訪ねてきた。そして、盗んだ愛人を返せと迫る公爵の命令を拒否したことから、エヴァの苦難がはじまった。母親の作った負債を公爵に買い取られたうえに、新しい愛人を差し出すか、エヴァ自身を差し出せと命じられて―。
著者等紹介
市ノ瀬美麗[イチノセミレイ]
金沢大学卒業。途上国支援にも興味を持ち、国際NGO団体の翻訳ボランティアにも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
30
伯爵の父と高級娼婦の母の元に生まれ、ひっそりと、けれど娼婦を教育し、心の広い男性の元へ送り出す学校を経営しているヒロインに胸キュンです。ちょっと経済が傾くと女子は売られる。そして家族のために女子が受け入れる…そんな世界の公式は、醜いけれど現実。だからこそ女子同士、抜け出したい者は助けたいよね。ファンタジーかもしれないけれどやっぱいいなあ。対する「オレノ愛人返せ!」なお相手の公爵様(溺愛されてる一人息子&お金持ち)には呆れた。男子たちは地味に頑張っていて、女子たちの友情をたっぷり楽しみました。2017/05/22
くろうさぎ
3
はじめは、ヒーローの傲慢さや邪悪さにどうしようかと思ったけど、読み終わってみれば、面白かったです。結構、いろんな人がいっぱい出てきて、あれれ~~~?っと、要素てんこ盛りかも・・・・。関連作があるようなので、楽しみです。2012/03/03
きんとと おまんじゅう
3
面白かったぁ★最後のほうで、ちょっとしたどんでん返しも。 ぜひ、関連次作品も読みたいので、早く翻訳してもらいたいです。2012/02/19
EDAMAME
2
愛人や娼婦は良くないって皆に結婚勧めて学校まで作って、自分は結婚できないから愛人でもいいって結局は母親と同じ道たどるのね~本末転倒だわ。なんて読んでたらいいように転がってめでたしめでたしって感じ。話しの進み方は無理が無かったので面白かった。次に期待。2014/06/05
nayui
2
★★★★☆2012/04/29
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- 和書
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