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内容説明
恋人を上司にとられたうえに失業中のジュードは、“なにか”に呼ばれて夜の公園に行った。そこで、狼のように巨大な犬に遭遇してジョーと名づける。だが、犬の姿をしていても、ジョーは犬ではなかった。彼は異世界から来たオーエンという名の守護者で、ジュードの世界では犬の姿にしかなれないのだ。ジュードが自分の伴侶だと気づいたオーエンは、人間の姿に戻って求愛したいと思うが…。
著者等紹介
カルムス,メアリー[カルムス,メアリー][Calmes,Mary]
夫、ふたりの子どもとともに、ハワイのホノルルで暮らす。コピー店で働きながら執筆活動をしている。多くの作品を発表しており、内容はバラエティーに富む
岡本ゆり[オカモトユリ]
静岡生まれ。十年間の公務員生活を経て念願だった翻訳の道へ。出版翻訳を軸に、映像翻訳など幅広い分野で活動。ロマンスを中心に訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テンハル
8
【タイトル買い】守護者×広告代理店勤務⇒初体験の翻訳BL。外国のロマンス小説は派手で濃いイメージを持っていますが、この話も異世界トリップからの逆異世界トリップと派手な話運びで満足。日本人向けに描かれているわけではないので、日本語のリズムに乗りきれていないところは、自前で補完して楽しみながら読むのが大事ですね。オリーブ色の肌という表現は日本語でいう「健康的な」とか「小麦色の」みたいなニュアンスだと理解して読んでるのですが、頭の片隅で、ピッコ●大魔王がチラついていたのは、ナイショ!2013/07/03
natsu_san
4
同時発売の英国貴族ものはよかったけど、こっちはタイトル&表紙詐欺…。内容にあまりにも合ってない。ファンタジー設定の導入が唐突で、わけわからんうちにやっちゃったらラブラブになってた。恋人と上司に浮気されたはずの主人公が最後ハーレム状態になってるのもなぁ。そんなんだったら捨てられないんじゃね?元々二人とも主人公目当てとかでよかったような。「美青年」描写での体格への重点の置き方はあっちの作品、という感じがする。もう少し背景説明とか異文化交流とかあったらよかったな。65点2011/06/29
きなこチロル
3
オークラ出版からも翻訳BL。守護者オーエン・スロール×ジュード・シア。モフモフ→異世界ファンタジーと超展開w細かいところは気にせず読むのがベターかな。描写はかなり即物で笑ってしまった苦笑◯割礼されていない性器に〜…攻めのtnkですよ!レアだw◯しわの寄った穴、しわの寄ったピンクの穴…なんとまぁwサクッと描かれてるwこんな感じで宗教的な要素や文化の違いも含まれていて面白かった。《おまえは私の伴侶だ》2015/04/01
mayama@読書生活自由型
3
主人公のジュード(受)が仕事が出来て芯のしっかりした人好きのする魅力的な人で結構楽しく読みました。ただ読み心地がね、BLじゃないんです。BLを読みなれてる方が同じつもりで読むとおそらく違和感を感じるのでは。もっちり実が詰まっているストーリー重視の『海外パラノーマルロマンス』ものです。途中、異世界に入り込んでのシーンはヒストリカル、現代に戻ってからは主人公を裏切った元彼に三行半をつきつけるなどなど・・見せ場が盛りだくさん。ラブシーンは受が積極的で若干即物的な場面もあったりするので好き嫌いが分かれそう。<続>2011/07/11
みずほ
3
評価 小説★★★☆☆ 挿絵なし(表紙のみ) 守護者×広告プロデューサー。異世界ファンタジーだが、設定は荒く、突っ込み何処は多い。シリアスのはずだが、ジュードの元彼と上司が浮気したら、攻同士だった!とか、今度は、元彼と上司がジュードを取り合ったり、作者なりのユーモアなのだろうか? ジュードとオーエンは一緒にいるときは、盛り放しの印象だった。なんと合体シーンが8回! 表現も感じ方も日本人の感覚と大分違う。腐の土俵で異文化探検した気分。作品の完成度は高いとはいえないし、萌えも少ないが、そういう意味では興味深い2011/07/10