内容説明
物語は、十九世紀のパリで始まった。父のかたきをうつために、テッサはその相手の屋敷にメイドとして入った。かたきであるアレキサンダーは、すべてを許してしまえるほどに美しい青年だが、彼は狼に姿を変えるもの―ウェアウルフだった。この二人の出会いはやがて、アレキサンダーの兄、魅力的でカリスマ性のあるデニスの運命をも巻きこみ、美しくも恐ろしい世界の扉を開くことになる。人間とウェアウルフ―けっして結ばれてはならない二つの種族の道が交差したとき、行く先に待ち受けるのは…。
著者等紹介
立石ゆかり[タテイシユカリ]
南山大学外国語学部英米科卒業。愛知県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mum0031
4
パラノーマル系でも、ハッピーエンドが欲しい自分がいる。2018/11/04
MOMO
0
共感できず、好感も持てなかったけれども、テッサちゃんは、あまりにも哀れでした・・・愚かにも、人ならざるものを愛した彼女の選んだものは、自身の破滅の道へとつながっていて・・・それでも、後半のアラスカでの彼女とデニス君の生活は、それが孤独で原始的であるが故に純粋で、悲劇へと向かうしかないその運命は、読んでて苦しくなるほど切ないものでした・・・ただ、全編通して不快なほど傲慢で、間違いばかりを犯すアレキサンダー君には、もう少し反省して欲しい気が・・・ 2011/05/31
マギー
0
悲劇の続きは気になる。2010/09/27
くろうさぎ
0
長い。ホント、淡々とした語り口調で始まって、なんだかなかなか読み進められなかった。中盤になってからは、どんどん進んだけど、、、パラノーマルを読んで、主人公たる生き物にはいつも好意を持ってきたけど、今回はなんだか、最初っからあまりにも傲慢で高慢で自分本位な?ウェアウルフたちが好きになれなかったかも・・・。そのウェアウルフに人生を翻弄されてしまったテッサがあまりにも哀しくて、このウェアウルフたちはいっそ報いがあってほしい・・・。特にアレキサンダー。2010/05/04
月青
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原書読みさんたちに絶賛されてたので興味を持って読んだのだが…。確かに深い物語なんだよね。でもなんか哀れすぎるよ。。。このヒロイン、決して共感出来るタイプじゃないんだけど、ここまで虐めなくてもいいじゃないか!覚悟して読んだつもりだったけど、こういう展開はやっぱりダメだった…2010/04/13




