プリズム文庫 甘くなくても

火崎 勇【著】

オークラ出版（2006/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 242p／高さ 15cm
• 商品コード 9784775507926
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

外川は勤め先のスポーツメーカー「Ｗ．Ｗスポーツ」で念願の営業へと移動になった。前の部署にいる時、電話でよく口論になった取引先の「城」という男。天敵とも言えるその男に担当として直接会うことになってしまう。重く低い声、野性的な容貌の男は「取引だろう？お前が望んだことじゃないか」と酒に酔った外川の体を強引に拓き、舐り、貫く。仕事の取引を体の取引と誤解された外川は、それでも城が与える快楽に抗えず翻弄されてしまう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[那義乱丸]

朝南さん挿絵作品積読崩し６冊目。他レーベルの『風でなくても』のスピンオフ。脇のヒールキャラがすごい嫌なヤツなんだけど、攻の城がこれまた酷い男でびっくり！受の外川が城のことを仕事相手として認めていただけに「え？なんで？」って思ってしまったほど。まさか終盤にこんなオチが用意されてるとはまったく予測できず、火崎さんにまんまとしてやられた感じ（笑）そうわかって読み返してみれば、「なるほど、だからこのセリフなのか」と納得したりｗ朝南さんの描く二人がとても色っぽくて、挿絵見てるだけでもヨダレでそう～♪ラフも素敵♪

2014/08/20

[りんご☆]

読了

2016/10/10

[矢代]

再読しても甘くなかった(´-ω-`)安定の火崎さん。そしてかつみさんのイラストがよく合ってる。勘違いから始まった関係を、きっちり収めてくれるのがいい。そして土下座する城。城という名前もキャラに合ってる。けどキャラ的には外川が好み。城に怒鳴り込む外川にスッキリします。

2015/04/24

[のんたん]

攻めの一方的なやり方は犯罪だけど、それにも増して受けの同僚が最低…。ああいう奴って結構そこらにいそうで、仕事の描写がリアルだった。受けは仕事できるし、よく頑張ったね。

2014/10/03

[BL小説メイン＠ネタバレ注意]

★3.5。シリーズ1。受から拒絶されて攻がアタフタする攻ザマァ展開があればもっと面白かったのになあ。土下座しつつも受が許してくれるであろう自信と甘えが感じられ、必死さが足りない。とりあえず理不尽にプライドを踏みにじられても屈しない、仕事には生真面目な受の意地の強さが良かったです。そんな受が攻に食ってかかりながら悔し涙を流す姿に萌え。あれだけ反発した割に最後は簡単に恋人に纏まってしまったのが違和感あるなあ。

2013/03/13