内容説明
本人の満足、家族の満足、医療側の満足、日々を満足に生きた先にある「満足死」とは…102歳の医師が語る「死ぬまで元気」の秘訣!
目次
第1章 寝たきりゼロの町
第2章 広域総合病院構想
第3章 満足死宣言
第4章 寝たきりにならない生活
第5章 それぞれの満足死
第6章 ケア完備の町づくり
第7章 半歩先の満足死
著者等紹介
奥野修司[オクノシュウジ]
1948年7月5日生まれ。大阪府出身。立命館大学経済学部卒業。ノンフィクション作家。1998年「28年前の『酒鬼薔薇』は今」(文藝春秋1997年12月号)で、第4回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞受賞。2006年『ナツコ 沖縄密貿易の女王』(文藝春秋)で、第27回講談社ノンフィクション賞・第37回大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HH2020
3
◎ これは102歳の医師が書いた本ではない。著者は今年102歳になった医師疋田善平を20年間も取材してきたノンフィクションライターである。疋田医師は50年以上にわたり高知県の寒村で地域医療に携わり、寝たきり老人の激減を実現させてきた。著者は疋田が実践してきたこと、考え方がこれからの予防医療に必要だと言う。その考えの基本とは「満足死」であり「満足な死を望むなら、日々を満足に生きよ」というもの。「満足死」は目的ではなく、満足な日々を送ることが目的でその積み重ねの先に満足な死がある、という言葉に妙に納得した。2023/10/01
ルート母
1
超高齢化社会の日本が抱える問題を一人ひとりの個人的な死の問題として考えさせられた。満足な死は満足な生の結果である。だから死を目指すのではなく生を目的とし、最後まで働き続けることの大切さに気付かされた。はてさて自分はこれからどう生きるか。2023/11/05
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