内容説明
声と眼差しの物語論。古典的物語論からポスト古典的物語論へ。一人称小説の物語論の企てとは?
目次
第1章 物語論の臨界―視点、焦点化、フィルター
第2章 旅行記者から小説作者へ―等質物語世界的小説における内的焦点化
第3章 等質物語世界的小説の物語論―等質物語世界的語りの記述指標
第4章 範疇化の病―メタユートピア物語としての「フウイヌム国渡航記」
第5章 『青い目がほしい』における声の現象―ピコーラの声はクローディアには聞こえない
第6章 エクフラシス/ブリューゲル―“雪中の狩人”(1565)を読む20世紀の詩人たち
第6章 補論 「アキレウスの盾」の物語論―「詩は絵のように」の伝統の廃嫡
著者等紹介
遠藤健一[エンドウケンイチ]
東北学院大学文学部教授。英文学専攻。1948年宮城県生まれ。1977年東北学院大学文学研究科英語英文学専攻博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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