内容説明
いかにも、解釈を一つ誤れば身の破滅なのだ。彼らの会話に耳を澄ますなら、詩人がその裏に何を読みとっているのかもわかる。マーヴェル、ポープ、ジェフリー・ヒル、ロチェスター、テッド・ヒューズ、シルヴィア・プラス、ヒーニー、イェイツ、萩原朔太郎、与謝野晶子…“詩人との対話がここにある”
目次
不安の意匠―露の滴によせて
テクストとテクスト―『髪の毛盗み』へのノート
詩人と庭園―ポープの場合
魂の交誦―ジェフリー・ヒルとバロックの手法
不遜なミューズ―ロチェスターのために
アルビヨンという名のトロッコ―『マーシア讃歌』を読む
二つの原風景―プラスとヒューズの場合
『氷島』へのマージナリア
ヒーニーの変化について
歴史の中のイェイツ―「一九一六年の復活祭」と「内戦の時の省察」
晶子、藤村、キューピッド―『みだれ髪』管見
著者等紹介
加藤光也[カトウミツヤ]
1948年、秋田県生まれ。一橋大学法学部卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。英文学専攻。駒澤大学文学部教授。編著書、訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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