内容説明
我々の時代に酷似したアメリカ世紀末を、フロイト、グラムシ、ヴェーバーを武器に歴史学の大家がラディカルに描く。自由の重みに耐えかね心理的安定だけを求めたエートスへの反逆、「意味」の回復への挑戦の歴史。
目次
第1章 アンチモダニズムの起源―十九世紀後半における文化的権威の危機
第2章 職人の姿―アーツ・アンド・クラフツのイデオロギー
第3章 破壊的要素―近代商業社会と武勇の理想
第4章 信仰の朝―近代における中世的心性
第5章 美しき宗教―カソリックの諸形式とアメリカ人の意識
第6章 父権制から涅槃へ―アンビヴァレンスのパターン
第7章 息子としての忠誠から宗教的反抗へ―ヘンリー・アダムズ
著者等紹介
大矢健[オオヤタケシ]
1964年生まれ。東京都立大学人文科学研究科英文専攻修士課程修了。同博士課程中退。現在、明治大学理工学部准教授
岡崎清[オカザキキヨシ]
1958年生まれ。中央大学大学院文学研究科英文学専攻博士前期課程修了。現在、札幌学院大学人文学部教授
小林一博[コバヤシカズヒロ]
1958年生まれ。中央大学大学院文学研究科英文学専攻博士前期課程修了。現在、長野大学環境ツーリズム学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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