内容説明
外国人の患者が急増中の日本、医療現場において医師・患者・通訳者間のコミュニケーションのあり方が問われている―。不足しがちな医学的知識に重点をおいたこの一冊が今、外国人医療に携わるすべての人に必読。
目次
第1部 総論(日本の医療通訳の現況と良き医療通訳であるために;医療通訳における文化的背景の理解;医療通訳の職業倫理規定;医療通訳に必要な医療基礎知識;米国の医療通訳;オーストラリアのコミュニティー通訳と医療通訳)
第2部 各論(医師の診察;内科;外科;小児科;産婦人科;歯・顎・口腔疾患;歯科矯正;看護師の役割;薬の知識と服薬指導)
第3部 医療通訳者のつぶやき
著者等紹介
連利博[ムラジトシヒロ]
茨城県立こども病院小児外科に勤務する医師。小児の難病、とくに小児がんや胆道閉鎖症などが専門。日本パブリックサービス通訳翻訳学会理事長。これまで途上国からの留学生の小児外科教育にも取り組んできた実績を持つ。NGO活動として医療通訳研究会を発足したことが、現在の日本パブリックサービス通訳翻訳学会の創設へと発展した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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